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【急がば追い越すな】渋滞で一番早く進む車線は「渋滞学」で証明済って本当?

高速道路で渋滞が発生すると、ついイライラして車線変更をする方も多いのではないでしょうか。

実際に渋滞にはまると、『どの車線が一番早く進むのか』ということを考えてしまいます。車線によって、クルマの進むスピードに差はあるのでしょうか?

渋滞は追い越し車線から発生しやすい?

©︎beeboys/stock.adobe.com

渋滞の原因はさまざまですが、一般的には上り坂やサグ部で発生しやすい傾向にあり、さらに大半は追い越し車線から発生することが知られています。

サグ部での速度低下や交通量の増加などによって、交通の流れが悪くなり始めると、ドライバーは『早く進みたい』と考え、追い越し車線へ移動。結果的に追い越し車線へクルマが集中し、渋滞が発生してしまうというわけです。

混雑時の高速道路(片側3車線)の交通量は、「第一走行車線(左):20%」「第二走行車線(中央):35%」「追い越し車線(右):45%」になるという統計もあります。こういったデータからも、追い越し車線で渋滞が発生しやすいことが分かるでしょう。

NEXCO各社は『渋滞は追い越し車線から始まる』と書かれた横断幕やポスターを使用するなど、啓蒙活動も行っているようです。

NEXCO東日本広報課の担当者も、「複数ある車線を均一に使用することが、渋滞緩和につながると考えております。追い越し車線だけ走行していても早く進むわけではないことをご理解いただければと思います。」と話しています。

執筆者プロフィール
成田 佑真
成田 佑真
1993年生まれ。普段は医療機器販売を行っているが、暇があれば自動車関連記事を読み漁る。現在の愛車はA4。子どもの頃からマークⅡに憧れ、社会人になりマークXを購入。週末は必ず手洗い洗車を行い、ドライブに出...

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