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「ナンで?」欧米市場では人気が高い韓国車が日本での販売が苦戦する理由とは
海外では右肩上がりのヒョンデ! WCOTYも
世界におけるヒュンダイ(現ヒョンデ)の販売台数は右肩上がりに伸びています。2022年は中国やロシアでは大きな減少があったものの、上半期は全世界で329万9,000台を売り上げ、第1位トヨタグループの513万8,000台、第2位フォルクスワーゲングループ400万6,000台に次ぐ、堂々の世界第3位につけています。
なかでも売上を牽引しているのはヒョンデの高級ブランドであるジェネシスで、米国市場では2万5,668台を売り上げ過去最多記録を更新。そして、日本にも導入されている電気自動車のアイオニック5は、2022年のWCOTY(ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー)の座に輝いている車です。
日本市場再参入後の販売台数は?
一方、ヒョンデは2022年2月に日本市場再参入を発表したものの、その後の売上は芳しくありません。日本自動車輸入協会の調べでは、2022年7月における日本での登録台数は60台。8月は76台で、2月に発表された再参入後から8月末までの登録台数は216台です。
再参入当初の月あたり登録台数1桁台よりは大幅に改善されているものの、この数字は順風満帆といえません。テクノロジー関連の話題を扱う中国のメディアサイト快科技は2022年9月15日、日本に進出したヒョンデを指して「韓国車は日本で本当に悲惨すぎる」という内容の記事を掲載するほどです。
- 執筆者プロフィール
- 伊藤友春
- 1981年生まれ。自動車専門Webライターとして執筆活動中。自動車の構造に明るく、ほとんどの整備や修理をDIYでこなす。輸入車・コンパクトカー・変わったデザインやコンセプトの車が好きで、現在の愛車はその最た...