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「嘘だろ?指圧でボディが凹んだだと…」柔らかい車の安全性は問題ない?

うっかりボンネットを凹ませないように気をつけよう

軽量化、衝突被害を抑えるために車が進化を続ける中、ボディが柔らかくなったことによるトラブルもあるようです。最も気をつけたいのがボンネット。

日頃、筆者は新型車をチェックするためディーラーに足を運びますが、展示車のエンジンをチェックしたいときは細心の注意を払っています。

その理由は、衝突時の衝撃吸収も考慮して、ボンネットにもハイテン材やアルミニウムが使用されているからです。

©琢也 栂/stock.adobe.com

昔のボンネットは、乗降用ドアと同様に力を入れ、押し付けて閉める方式も多くありました。ボンネットに手を当てて、力を入れて閉めている人も多かったでしょう。

しかし、今のボンネットは、ある程度の高さまで下ろしてから手を離し、軽く落とすだけで閉まるような仕組みが多くなっています(ボンネットの開閉にエアダンパーが使われていると閉め方が異なり、若干の勢いを加えて閉めることもあり)。

ディーラーの営業と会話しつつ新型車の説明を受けているときも「ボンネットの開け閉めには注意してください、凹みができてしまう可能性がありますので」と注意を受けることがあります。

スバル WRX S4のボンネット「超張力鋼板」が随所に用いられているボディ構造 ©長谷川 優人

ボンネットを閉めるときは上から押し付けず、ある程度の高さまで下ろしてから手を離すようにすると、凹みができにくいです。

同様に、洗車中にむやみな力加減でボディに手や身体を押し付けたり、自宅で車の車庫入れ中に出っ張りのある壁にちょっとボディをぶつけただけでも、ボディを凹ませる可能性があるでしょう。特に、フロントとリアの部分には注意を払いたいものです。

台風などの自然災害でボディにダメージが発生するのはやむを得ませんが、”人為的要素”で自らボディに凹みを作ってしまうと、心の”ヘコミ”もできてしまうでしょう。車の扱いに注意して、長い間気持ちよく乗り続けたいものですね。

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執筆者プロフィール
長谷川 優人
長谷川 優人
1990年生まれ。30代突入と同時期にライター業を開始。日常系アニメと車好き。現在所有はワゴンR(MH95S)。アニメ作品の聖地巡礼などで、各地へドライブに出かける。

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