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「車でCDが12枚も聴けるってマジ!?」Z世代が知らない懐かしの機器…あの頃のデートカーには必須だった“CDチェンジャー”

ドライブ中に音楽をいかにして聴くかは、悩みのタネだった

@Aleksandr Kondratov/stock.adobe.com

サブスクリプションの発達や、スマートフォンの容量拡大などで、何千何万という曲も、1つの端末から再生することができるようになりました。

今や当たり前と思われがちですが、かつてはドライブで自分好みの音楽をかけるためには、様々な工夫や機材が必要だったのです。

特に、カセットテープやCDがカーオーディオの主流だった時代。カーオーディオの規格は国際的に決められていた1DINもしくは2DINで、カセットテープは1本、CDは1枚入るのが一般的でした。

しかし、カセットやCDは長くても90分程度で一周してしまうもの。CD1枚を聞き終わると、センターコンソールの中に詰め込まれた別のCDに入れ替える必要がありました。

この、違う音楽を聴くために「入れ替える」という作業をいかにしてスムーズに行えるかは、ドライバーたちの悩みのタネだったのです。30代後半以上のドライバーなら共感していただけるでしょう。

CDチェンジャーは長距離ドライブ時の憧れだった

@Vinícius Bacarin/stock.adobe.com

CDにしろカセットにしろ、運転中のドライバーが走行中に入れ替えを行うは難しく、取り換えるのは助手席に座る人の仕事になります。しかし、ドライバーでも任意のタイミングでそれを行えるようにしたのが「CDチェンジャー」というものでした。

チェンジャーにはCDを複数枚入れることができ、メインのコントロールユニットとは別物です。

チェンジャーはコントロールユニットよりも大きいため、トランクや座席の下などへ置いておきます。その中に6枚ほどのお気に入りのCDを入れておけば準備完了。

違うCDが聴きたいときは、走行中にディスクを入れ替えなくても、コントロールユニットで操作し別のCDを再生することができるようになったのです。

これによりドライブ中の煩わしい作業や無音の時間を無くすことができると、CDチェンジャーは長距離ドライブをするユーザーにとって、憧れの装備となります。

執筆者プロフィール
Red29
Red29
1980年代生まれ。国産ディーラーでの営業職として働き、自動車関連の執筆者として独立。ユーザー目線に立った執筆を心掛けています。愛車はトヨタプリウス。ホットハッチに代表される、小規模小パワーのクルマが...

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