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ドアバイザーはないけど雨の日に窓を開けたい!車内を濡らさず換気する方法は?
窓を開けるなら走行中のほうが雨が入りにくい
ところで、雨の日に窓を少しだけ開けておく場合、クルマが停止している状態と走行している状態では、車内への雨の入りやすさが異なります。
近年発売されているクルマの多くは、スタイリッシュな外観や空気抵抗値を下げるために、ボディ下部からルーフに向かって、絞り込んでいくデザインが多く取り入れられているのです。
つまり、ドアウィンドウは若干内側を向けて取り付けてあるため、上から降り注ぐ雨に対して「受け口」の状態になってしまいます。
さらに、ルーフに溜まった雨が落ちてくるというケースもあるため、停車時に窓を開けると、少しの隙間でも多くの雨が吹き込んでくるでしょう。短時間でもドア周辺はビショビショになります。
対して、走行中に窓を少し開けた場合、雨は上から振ってきますが、走行中に発生する車両周辺の空気の流れで、少し後方へ向かって斜めに降る状態となります。そのため、2~3cm程度の窓の隙間であれば、走行中の方が車内に雨が入り込む量が少なくなるのです。
出来るだけ車内を雨に濡らしたくないという場合には、幹線道路などで定速走行している状態で、1分程度の間、数センチ窓をあけると良いでしょう。この時、エアコンは外気導入、風量全開にしておくとベストです。
やっぱり最適解は純正ドアバイザー!
雨の日でも窓を開けたいという場合に、車内を濡らさずに済む最適解は、やはりドアバイザーです。先に挙げた方法でも雨の侵入はある程度防げますが、完全ではありません。
タバコを吸う、エアコンが嫌いだから窓を開けたいという方は、積極的にドアバイザーの装着を検討したほうが、快適なカーライフになると思います。
純正のドアバイザーならばデザイン性が高く、取り付けていてもクルマの外観を損ねることも少ないでしょう。また、風切り音‘などにも配慮してあり、機能的な仕上がりになっています。
エアコンでの換気も十分に行えるようですが、気兼ねなく窓の開閉をしたいという方は、雨の日でも対応できるドアバイザーを使って、車内換気をさらに効率的に行いましょう。
当たり前だが、雨が降れば濡れてしまう
トップシェードがあると、あの機能が作動しない…?
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- 執筆者プロフィール
- Red29
- 1980年代生まれ。国産ディーラーでの営業職として働き、自動車関連の執筆者として独立。ユーザー目線に立った執筆を心掛けています。愛車はトヨタプリウス。ホットハッチに代表される、小規模小パワーのクルマが...