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シーケンシャルウインカーとは?流れるウインカーの後付け方法や車検への対応

シーケンシャルウインカーの合法化以降、採用車種は増えたものの新車ラインナップは一部の車種やグレードに限定されています。また、カッコいいという人もいれば、ダサいという人もいるように、その人気と賛否は両極端です。話題性と視認性の高さが特徴のシーケンシャルウインカーを後付けする方法や車検時の注意点、評判などを解説していきます。

シーケンシャルウインカーとは?

©Stefan Bayer/stock.adobe.com

シーケンシャルウインカーとは、内側から外側に向かって連続的に点灯することで流れるように見えるウインカーです。「シーケンシャル(sequential)」の意味には「順次的」「一連」などの意味があるため、日本語では「連鎖点灯式方向指示器」と言い表わされ、その動作から「流れるウインカー」とも呼ばれます。

シーケンシャルウインカーのメリットは、右左折時の視認性が高まることや、車の構造をまったく知らない子どもでも視覚的に車が向かう方向が理解しやすい点にあります。

以前は違法であったものの、2014年の道路交通法改正によりシーケンシャルウインカーが合法化され、日本車にも純正採用されるようになりました。

後付けする場合の方法と守るべき保安基準

©Kumi/stock.adobe.com

シーケンシャルウインカーは後付けでも装備することができます。ただし取り付けるためには、毎分60~120回の点灯周期や橙色の光色、昼間において100m先から点灯を確認でき、かつ他の交通を妨げない光量など、従来の方向指示器と同様の保安基準規定を守らなければなりません。

それに加え、以下のようなシーケンシャルウインカー特有の規定も遵守する必要があります。

  • 全ての光源が点灯するまで消灯しないこと
  • 全ての光源は、同時に消灯するものであること
  • 点灯は車体中心から放射状に連続的かつ均一的であること
  • 各光源は水平および垂直方向に反復して変化しないこと
  • 光源の動作は左右対称であること

シーケンシャルウインカーを後付け方法は、バルブ交換・ランプユニット交換および加工・LEDテープ追加の3種類があり、それぞれの方法においても注意すべき点があります。

また、白熱電球からLEDのシーケンシャルウインカーに交換する場合にも、消費電力が少なくなることにより点灯周期が早まるため、ハイフラッシャー現象への対策もしなくてはなりません。

もっとも手軽な後付け方法はバルブ交換

もっとも安価にシーケンシャルウインカー化できるのはバルブ交換タイプです。本来球状のウインカーバルブの灯体を、細長いLED基板に変えることで手軽にシーケンシャルウインカー化できる製品が販売されています。

ただし、シーケンシャルウインカーバルブは特殊な形状であるため、取り付けできる車種が限られる点には注意が必要です。

ランプユニット交換では流れる方向に注意

あらかじめシーケンシャルウインカーが内蔵された純正ランプユニットや純正加工品、車外ランプユニットに交換する方法でもシーケンシャルウインカーにすることができます。

ただし車検対応と謳われる商品への交換であっても、車種やランプユニットの形状によっては車検に通らない場合がある点には注意が必要です。

シーケンシャルウインカーの規定は、中心から放射状に広がることとされているため、垂直方向と水平方向の動きが組み合わされても問題はありません。しかし、縦長ランプユニットの場合は、水平方向の動きが不足するとして、検査官によっては保安基準違反と判断される場合があります。

LEDテープによる追加加工は注意点が多い

柔軟性に優れたシーケンシャルウインカー専用LEDテープは取付自由度が高く、車やランプユニットの形状に左右されずにシーケンシャルウインカー化ができます。

ただし、細いLEDテープの使用ではウインカー面積が不足しがちです。ウインカーの面積は20平方cm以上と定められており、幅1cmのLEDテープの場合は長さ20cmを確保しなくてはならないため、車のテールランプ形状にあわせてカットするとウインカー面積が不足し車検に通らない場合があります。

リアへの追加取付けはできない!

2018年の法改正により後方のウインカーはハザードランプを含め点灯方式が同一でなければならないという規定が加えられました。

つまりリアウインカーは通常点灯式と連鎖点灯式が混在してはならないため、既存の通常点灯式リアウインカーを残したまま、テープLEDによるシーケンシャルウインカーを単純に追加するのは保安基準違反です。

また、市販品のLEDテープはウインカー用であっても光量不足の懸念があるうえ、連続使用した際の信頼性・耐久性にも欠けます。動作不良などのトラブルを避けるためにも、LEDテープを用いたシーケンシャルウインカー化はフロントのみにとどめましょう。

執筆者プロフィール
伊藤友春
伊藤友春
1981年生まれ。自動車専門Webライターとして執筆活動中。自動車の構造に明るく、ほとんどの整備や修理をDIYでこなす。輸入車・コンパクトカー・変わったデザインやコンセプトの車が好きで、現在の愛車はその最た...
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