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緊急事態!砂利の駐車場でジャッキアップ、タイヤ交換する前にホームセンターで“アレ”を買っておこう
ゴム板やベニヤ板などを敷いておこう
ベストなのは、ホームセンターなどで売られているゴムの板です。できるだけ変形が少ないものを使えば、ジャッキが倒れる心配はありません。大抵は20〜30cm四方くらいの大きさですので、車内に常備しておいても邪魔になりません。
無ければ、できるだけ厚みのある木の板でも大丈夫です。薄いベニア板は、荷重した時に割れる可能性があるのが危険です。
急なジャッキの使用で、そのような板が用意できないという場合は、車内のフロアマットを代用することもできます。マットは柔らかいのですが、地面に直接ジャッキを置くよりも無難です。
こうした板状のモノをジャッキの下に敷くことで、地面の1点にかかる荷重を分散でき、柔らかい地面の所でもジャッキの傾きを防げるのです。
フロアジャッキを使う場合も敷物があるとよい
砂利の路面だけでなく、雪道や砂地、道路にロードヒーティングが入った場所などでも、ジャッキの下に板状のモノを敷くことをオススメします。
加えて、オートバイのスタンドを同様の場所で立てる時も、小さな板などを用意しておくと、転倒を防止することができます。こちらは専用品も販売されています。
ちなみに4輪が付いたフロアジャッキは、パンタグラフジャッキに比べ、このような場所で使っても比較的安定していますが、やはり車輪が地面にめり込んで傾くことがあります。フロアジャッキを使う場合でも、板やシートを敷いたほういいでしょう。
ジャッキアップをする場合は、まずジャッキポイント下の砂利をどかして軽く整地を行います。その後、板やシートを敷き、ジャッキを置いて車体を上げます。
エマジェンシーなら仕方がありませんが、愛車の駐車場が砂利で、頻繁にジャッキアップをするのであれば、リジッドラック、いわゆる「馬」を3本用意しておきましょう。
馬をかけることで、ジャッキが外れた場合の事故を防止することができます。
繰り返しになりますが、本来、砂利などの柔らかい場所でのジャッキアップは可能な限り避けるべきです。必要に迫られている場合は、ご紹介した方法などにより、安全を確保して行いましょう。
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- 執筆者プロフィール
- 山崎 友貴
- 1966年生まれ。四輪駆動車専門誌やRV雑誌編集部を経て、編集ブロダクションを設立。現在はSUV生活研究家として、SUVやキャンピングカーを使った新たなアウトドアライフや車中泊ライフなどを探求中。現在の愛車は...