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「自動車保険はどれも同じ」って本当?みんなはどう選んでる?“特約”や“ロードサービス”…加入前にチェックするポイントは?年齢別の相場も
自動車保険料の相場ってどんな感じ?

自動車保険会社の選び方を解説したところで、気になる保険料にも触れておきましょう。
自動車保険の保険料は、車の維持費に大きく影響します。ですので、「できれば相場かそれ以下の料金で契約したい」と思う人は多いことでしょう。
そこで、自動車保険料(車両保険なし)の相場を調べたところ、次のデータが得られました。
- 18~20歳|15~18万円前後/年
- 21~25歳|8~11万円前後/年
- 26~29歳|4.5~5.5万円前後/年
- 30代|3.2~4.7万円前後/年
- 40代|3~4.8万円前後/年
上記は大まかな保険料相場です。加入者の「保険等級」が低い場合は、相場よりも保険料が高くなるでしょう。また、車両保険に加入すると保険料が大幅に上がります。
というわけで、上記の相場はあくまで参考値と思っておいてください。
それにしても、18〜20歳の保険料は高額ですね。事故率が高い年齢層なのでしょうがないとはいえ、もっと安くする方法はないのでしょうか?
若手ドライバーの自動車保険を安くするには?

18〜20歳のドライバーの保険料を安くする手段を調べたところ、3つの方法が見つかりました。
家族の等級を引き継ぐ
自動車保険には等級の引き継ぎ制度があります。この制度によって親の高い等級を18〜20歳の子どもが引き継げば、保険料が安くなります。
ただし、等級の引き継ぎができるのは同居している親族の間のみ。別居している家族の等級を引き継ぐことはできません。
また、引き継ぎした親は自動車保険を新たに契約することになりますから、こちらの保険料を安くする工夫も必要になるでしょう。
運転者限定特約を利用する
「運転者限定特約」を使うことで、保険料を安くできます。運転者限定特約とは、契約対象車のドライバーを限定する特約です。
その1つである「本人限定特約」を契約すれば、7〜8%ほど保険料が安くなります。
被保険者が既婚者の場合は「本人・配偶者限定特約」を契約するのも手です。ただし、こちらの割引率は6〜7%程度と、本人限定特約ほど高くありません。
走行距離を抑える
自動車保険の保険料は年間走行距離によって変わります。「走行距離が短い=リスクが低い」との考えから、走る距離が短いほど、保険料が安くなる設計になっているのです(一部の保険を除く)。
たとえば、年間走行距離が6千キロぐらいの人は、5千キロ以下に抑えることで保険料を安くできる場合があります。こうした仕組みを利用すれば、18〜20歳の高額な保険料もある程度は安くできるでしょう。
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- 執筆者プロフィール
- 加藤 貴之
- 1977年生まれのフリーライター。10年以上務めた運送業からライターに転向。以後8年以上にわたり、自動車関連記事やIT記事などの執筆を手がける。20代でスポーツカーに夢中になり、近年は最新のハイブリッド車に興...