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「先頭合流はズル」の真相…高速道路の加速車線、どこから合流するのが正解?

インターチェンジの入り口やサービスエリアの出口から本線に合流する際、渋滞していたらどのように合流しているでしょうか。合流地点のすぐ手前、途中で車間が空いたところ、加速車線の一番先……など、ドライバーによって合流位置が違うように思えます。

なかでも合流地点の先まで走っていき、先頭で合流する行為は「ズルい」という声がありますが、果たしてそうなのでしょうか?

渋滞時はファスナー合流(先頭合流)が正解

「ファスナー合流(ジッパー合流)」という言葉を知っていますか?ファスナーが締まる様子のように、2線の合流場所を一点に集中して、合流していく方法です。いわゆる「先頭合流」というものですね。

しかし、「本線が渋滞している中で、合流地点の先まで加速車線(合流車線)を走っていき、先頭で本線に入れてもらうのは気が引ける」、「渋滞を追い越していく先頭合流はズルい」、「途中で車間が空いているから入れてもらおう」と思っているドライバーもいるようです。

たしかに、混んでいるのに、その真横を追い抜いていくのは、礼を重んじる日本人としては無礼なようにも見えます。

©7maru/stock.adobe.com

高速道路を管理するNEXCO東日本は、交通量が多く渋滞が発生しやすい高速道路において、ファスナー合流を推奨しています。NEXCO東日本の担当者も「車線合流の際には合流部の先端付近で、譲り合って合流いただき、渋滞緩和にご協力のほどお願いします。」と話してくれました。

合流車線の前方は十分に空きがあるのに、合流地点の一番手前で渋滞に合流しようとし、インターチェンジやサービスエリアの出口で大渋滞の先頭に立つクルマを多く見かけますが、これこそがマナー違反であり、交通の混乱を招く行為なのです。

加速車線を使い切って先頭で合流しよう

合流に関する法規を確認すると、道路交通法第75条の6に、このような記載があります。

自動車(緊急自動車を除く。)は、本線車道に入ろうとする場合(本線車道から他の本線車道に入ろうとする場合にあっては、道路標識等により指定された本線車道に入ろうとする場合に限る。)において、当該本線車道を通行する自動車があるときは、当該自動車の進行妨害をしてはならない。ただし、当該交差点において、交通整理が行なわれているときは、この限りでない。

道路交通法第75条の6

このように、「合流する際には本線を走る車の邪魔にならないようにしてください」、ということだけが定められており、「合流部分でどのようにして、どこで入るべきか」ということまでは規定されていません。

推奨されている先頭合流を行なう際、どうすれば安全かつスムーズに合流できるのでしょうか?

合流の際には、できるだけ加速車線をいっぱいに使い、本線を流れる車との速度差を無くすことが重要です。

十分な加速なく本線に合流すると、本線を走行する車に対してブレーキを踏ませることになります。これは、明らかな進行妨害となり、前述の道路交通法に抵触する可能性があります。

高速道路本線上でのブレーキングは後続車へとつながり、やがて渋滞を引き起こします。自らの合流が、渋滞の原因にならないよう、流れのスムーズな高速道路への合流は、加速車線を滑走路のように使い、走行速度を合わせて行うことが重要です。 

高速道路での合流の「コツ」とは?合流地点での事故は他人事じゃない!

©︎Kara/stock.adobe.com

加速車線を使い切って1台ずつ先頭で合流していくのは、マナー違反でも、ズルでもありません。 

最近では、加速車線の先頭部分までラバーポール区間を延伸し、車線の先までいかないと合流できないようにしている個所も増えています。ファスナー合流の認知を広げ、渋滞緩和につなげていきましょう。

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1980年代生まれ。国産ディーラーでの営業職として働き、自動車関連の執筆者として独立。ユーザー目線に立った執筆を心掛けています。愛車はトヨタプリウス。ホットハッチに代表される、小規模小パワーのクルマが...
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