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給油後になぜ即「満タン表示」にならない?ガソリンスタンドスタッフの回答は?
“満タン表示になっていないから”注ぎ足してもいい?
現在多くの車に採用されているのは、電気式の燃料計です。そのため、メーターが緩やかに動くよう設計されていることが多いため、燃料を満タンにしたのにも関わらず、満タン表示がされないことがあるのです。
このような即満タン表示にならないことについて、神奈川県内にあるガソリンスタンドの店員は、「車種によりますが、確かにすぐに満タン表示にならない車もあります」と話します。
また、満タンにしたのにも関わらずメーター表示が満タンになっていないときに注ぎ足すことについて、「少し時間が経つと満タン表示になることがほとんどなので、メーターが満タンを指していないときは、一旦様子を見るようにしてください」とのことです。
さらに、「もし、時間が経過しても満タン表示にならないときや、入れた燃料の量に対してメーターの表示が明らかに合っていないときは燃料計の故障の可能性があります」と話しています。
このようなことからも、メーターの表示が即満タンにならなかったときは、注ぎ足しをせず一旦様子を見ることが大切だといえるでしょう。
セルフのガソリンスタンドでは注意が必要
近年では、燃料の給油や窓拭きなどのフルサービスをしてくれるガソリンスタンドの他に、自ら燃料をいれるセルフのガソリンスタンドも増えてきました。
セルフのガソリンスタンドで給油をすることが多い場合には、今回解説した燃料計の仕組みや満タン表示になるまで時間がかかることがあるということを覚えておきましょう。
燃料計の表示だけをあてにして、満タンになっているにも関わらず注ぎ足し給油をしてしまうと、給油口から燃料が溢れだしてしまうことがあります。そのため、セルフのガソリンスタンドで給油するときは、給油ノズルが自動で止まったところで給油を終えましょう。
また、セルフのガソリンスタンドで給油ノズルのレバーを一気に引いてしまうと、満タンと認識され給油が止まってしまうことがあります。このように給油がすぐに止まってしまうときは、レバーをゆっくり引くとスムーズに給油できることもあわせて覚えておくと良いでしょう。
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- 執筆者プロフィール
- 齊藤優太
- 1991年生まれ。自動車販売、教習所での勤務、タクシードライバーの経験を経てライターとなる。現在は自動車ライター/インストラクター(安全運転講師)などを中心にクルマに関する情報を発信している。愛車はア...