MOBY(モビー)自動車はおもしろい!

MOBY[モビー] > ニュース > 《環境テロ》に苦しむ自動車メーカーや人気車種…最新の抗議活動がヤバすぎた
ニュース

更新

《環境テロ》に苦しむ自動車メーカーや人気車種…最新の抗議活動がヤバすぎた

車に関わる環境活動家の抗議行動

©Valmedia/stock.adobe.com

環境問題が叫ばれるようになってから「環境活動家(団体)」という言葉をニュースなどでよく聞くようになりました。

直近で話題になったのは、ロンドンのナショナル・ギャラリーに展示されていたゴッホ作『ひまわり』にトマトスープをかけた気候変動活動家「Just Stop Oil(ジャスト ストップ オイル)」の騒動。こういった活動は「環境テロ(エコテロリズム)」と呼ばれています。

そうした過激な思想をもつ一部の環境活動家のターゲットとなるのは有名な絵画や施設、イベントだけではありません。製造や作動に化石燃料を消費し、気候変動や環境破壊につながる自動車や、それをつくる自動車メーカーも当然ながら環境活動家の抗議対象です。今回は自動車に関わる環境活動家の抗議行動の一端を紹介します。

【その1】SUVの焼き討ち

©AP/stock.adobe.com
画像はイメージです

2003年頃、ロサンゼルスやテキサスでは燃料をムダ使いするSUVへの抗議として、夜間に停められている車に火を放つ行為が相次ぎました。これに対してはSUVオーナーの団体が、一連の行為を起こした反SUV活動家の代表に署名を提出し、一応の決着を迎えた模様です。

【その2】燃費の悪い車はパンクさせる

©AnyVIDStudio/stock.adobe.com

欧州では、燃費の悪い車をパンクさせる活動が2005年ころから行われています。環境破壊につながる高級車やSUVのタイヤをアイスピックなどで刺し、空気を抜くことで化石燃料のムダ使いに対して意見を訴えました。ただし、その使えなくなった廃タイヤがどうなるかまでは考慮されていません。

【その3】穴は空けずにタイヤの空気を抜く

©soleg/stock.adobe.com

同じくSUVのタイヤの空気を抜く活動でも、タイヤに穴は空けず空気だけを抜くやや温厚な活動家もいます。空気を抜いた車には「(大気汚染により)酸素マスクを必要としている」といった抗議文を書いた紙をフロントガラスに貼り付けていたそうです。

こちらも2005年頃のフランス・パリで行われていた活動であり、当時この活動家の広報担当者は「我々はSUVに烙印を押す」と声明を発表しましたが、現状をみればどうやら活動は失敗に終わった模様です。

執筆者プロフィール
伊藤友春
伊藤友春
1981年生まれ。自動車専門Webライターとして執筆活動中。自動車の構造に明るく、ほとんどの整備や修理をDIYでこなす。輸入車・コンパクトカー・変わったデザインやコンセプトの車が好きで、現在の愛車はその最た...

\ この記事が役に立ったらシェアしよう /

MOBYをフォローして最新記事を受け取ろう

すべての画像を見る

画像ギャラリー

コメント

利用規約

関連する記事

関連キーワード