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カーブミラーの曇りを原因とする事故があるって本当?曇っていた場合の対応方法は?
気温の低い日や大雨の時に車を走らせていると、時折曇ったカーブミラーを見かけます。
カーブミラーは見通しの悪い交差点やカーブにありますので、カーブミラーが曇って先が見えないまま進むと車や歩行者などに接触、衝突してしまう可能性もあります。
カーブミラーが曇っている場合、安全に進むためにはどのように対処すればよいのでしょうか。
カーブミラーが曇っていたらどうやって進めばいい?
カーブミラーは基本的に接触事故が起こりやすそうな場所や、実際に事故が多発した場所に設置されています。
そのため、カーブミラーが設置されている場所では曇りの有無に関わらず、スピードを落として慎重に進むことが大前提となります。
カーブミラーが曇っている場合、安全が確認できないのならすぐに停止できるくらいまでスピードを落とすのが最も安全です。
また、見通しがきかない交差点や曲がり角、上り坂の頂上を通過するときは、危険を回避するためにホーンを鳴らして良い場合もあります。ホーンの音で、突っ込んでくるかもしれない対向車に自車の存在を知らせることで事故の予防になります。
見えない先にいるのが自動車であれば、曇ったカーブミラーでもヘッドライトなどの光がうっすらと反射するかもしれませんが、歩行者や自転車の場合は目視するしかありません。
同乗者がいるなら、同乗者に車から降りてもらい、誘導してもらうのもひとつですが、ここで気をつけなければいけないのは、対向車もカーブミラーでその先、つまりこちら側を確認できないということ。
同乗者に誘導してもらう場合は、まず同乗者の安全を確保したうえで、車を降りてもらうようにしましょう。
カーブミラーの曇りで事故は発生している?
カーブミラーの曇りを原因とする事故は実際に発生しているのでしょうか。
ある保険代理店担当者は、「降雪時にカーブミラーが見えなくなって事故が発生したケースがあります」と話します。進行先車線の状況を確認できず事故に発展する事例は実際にあるようです。
次に、筆者の住んでいる地域の市役所に防曇カーブミラー設置の取り組みについて問い合わせたところ、「特にそのような取り組みをしていません。カーブミラーが曇りやすい地域であれば、防曇カーブミラー設置に積極的だと思います」とのことでした。
つまり、それが問題となっていて声が上がれば取り組む可能性があるが、なければ現状維持のままということでしょう。
頻繁に利用する居住地域の交差点にあるカーブミラーが曇るのに困っていたら、一度行政へ相談するのが賢明といえます。
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