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教習中に事故!責任は教習生?それとも教官?その衝撃の回答に免許証の重さが

教習所で免許を取得したことがあれば誰もが経験する路上教習。初めての道路で手に汗握る思いをしたことでしょう。

そんな路上教習中に事故を起こしたらどうなるのでしょうか。教習生に責任があるのか、あるいは教官に責任があるのか、実際の体験を元に解説します。

教習中でも責任はすべてドライバーにある

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結論から言えば、事故を起こした責任はすべてドライバーにあります。

状況を判断し操作をしているのは教習生です。路上走行において、未熟だとか、まだ慣れていないとか、経験がないというのは、事故の被害者にとっては関係ないことだからです。

では教官は何のために乗車しているのか、教習中の事故は監督不行き届きによるものではないのか、という疑問も湧いてきます。

もちろん、教習中に事故が発生した場合、どのような指示をしていたのか教官も聴取を受けることになります。事故を防ぐために補助ブレーキを踏んだのか、助手席から手を伸ばしてハンドルを操作し、回避しようとしたのか。そうした適切な指導が行われていたのかは問われます。そういった点では、教習中の事故は教官の監督不行き届きとも言えます。

しかし、仮免許を取得して路上を走行している以上、教習生の路上でのドライバーとしての責任が問われることになります。

教官には未熟な教習生の事故や違反を防ぐために助言し指導する役割があり、法令に従って適切な操作ができるように導いていく立場にあります。とはいえ、最終的にその助言を受け入れた教習生がどのような行動に出るかは、運転している教習生に委ねられているというわけです。

教習中の事故でも仮免許がすぐに取り消されることはない

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関東地方のとある教習所では、路上教習中に教官が下を向いたほんの一瞬の間に、教習生が赤信号の交差点内に進入してしまい、信号無視となり検挙された事例がありました。都内の教習所でも、教習生が急ブレーキを踏んで後続車に追突されるといった事故は年に数回は発生しています。

筆者自身、片側3車線の道路を走行中、左からのバイクのすり抜けに驚いた教習生が、ハンドルを急に右へ切り、真ん中の車線を走行していた車とミラー同士が接触するという事故を経験したことがあります。バイクがすり抜けていきそうという予測はしていましたが、まさか、思いっきりハンドルを切って右へ避けるとは思いもよりませんでした。

幸い誰もケガをすることなく、ミラーも破損することなく大事には至りませんでしたが、すぐに警察官を呼び事故処理を行いました。教習生はかなり落ち込んでいましたが、翌週には路上教習に復帰し、無事に教習所を卒業していきました。

ここで疑問になるのが、仮免許の処遇です。

事故を起こしたからと言ってすぐに仮免許が取り消されることはありません。道路交通法によれば、「違反行為によって、人身事故を起こしたり、建造物を損壊した時」または「酒酔い運転、酒気帯び運転、麻薬等運転、無免許運転、無資格運転、時速30キロ以上のスピード違反、過労運転、共同危険行為の運転違反、無車検運行(一部省略)などを行った時」などに該当すると、仮免許の取り消しが行われます。

前述した信号無視やミラーの接触、後続車による追突事故などであれば、取り消されることはありません。むしろ、後続車が追突してきたケースでは、後続車の車間距離保持義務違反が問われることになります。

執筆者プロフィール
室井大和
室井大和
1982年生まれ。ライター歴6年、自動車業界9年。合わせて約15年。雑誌編集、記者、指定自動車教習所員資格保有。愛車はスズキスイフトスポーツ(33型)、BMW323i(E90型)、ジムニー(JB23型)。車はセダンではじ...
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