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人気復活の兆し「車にシュノーケル」ってどういうこと?実は意外な使い方も

人気復活の兆し、「車にシュノーケル」ってどういうこと?

昨今、 SUVユーザーの間では、80年代の四駆ブームの頃に流行したカスタムがリバイバルしています。ルーフラックやグリルガード、補助灯などは、まさに四駆カスタムの王道と言えるアイテム。

そして「シュノーケル」もまたそのひとつで、昨今復活の兆しが見え始めています。

撮影:山崎友貴

シュノーケルは、エンジンの方からA ピラーに沿って伸びています。形状は、まるで煙突のよう。「排気のために使うんでしょ」と答えた方は惜しい!実はこれ、自動車が水の中を走行する時に、吸気をするためのものなんです。

アクティビティに「シュノーケリング」というのがありますが、あのシュノーケルと一緒。水のない空間から空気を取り入れるわけです。

撮影:山崎友貴

海外の僻地では目的地に行くのに河川や深い水溜まりの中を抜けなければならない時があります。そんな時、無改造のクルマでは四輪駆動車と言えども、エアクリーナーあたりから水を吸ってしまい、渡渉の途中でエンジンが停止してしまいます。

渡渉を前提としたクルマは、シュノーケルを装着している他、エアクリーナーボックスなどにも防水対策を施しています。

また、電気系統も水対策を施している場合もあります。空気をせっかく取り入れても、その他の部分で水が入ってしまってはエンジンが止まってしまうからです。

特にディーゼルエンジンの場合は、圧縮が高い分だけ、エンジン内に水が入ってしまうと「エンジンウォーターハンマー現象」を起こす恐れがあり、最悪の場合はヘッド部が突き抜けてしまうこともあり、大変危険です。

執筆者プロフィール
山崎 友貴
山崎 友貴
1966年生まれ。四輪駆動車専門誌やRV雑誌編集部を経て、編集ブロダクションを設立。現在はSUV生活研究家として、SUVやキャンピングカーを使った新たなアウトドアライフや車中泊ライフなどを探求中。現在の愛車は...

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