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人気復活の兆し「車にシュノーケル」ってどういうこと?実は意外な使い方も

シュノーケルには意外な使い道も!?

シュノーケルは、水への対策用途以外にも使います。それはホコリや砂です。

砂漠地帯で見られる、粉のようなホコリや砂をエンジンに吸い込むと、エンジンストップにつながることがあります。そこでシュノーケルの導入口を後ろに向けたり、シュノーケル頭部にエアクリーナーを別に設けることで、異物を入れないで空気だけ取り入れるようにするのです。

撮影:山崎友貴

シュノーケルには「チャンバー」効果があるものも。これは、空気導入ルートを空気だめとして使うことで、アクセルのオンオフが多いシーンにおいてレスポンスを改善させます。

さらに、導入口が前に向いているシュノーケルは、ラムエア効果が期待できるものもありますし、さらに、通常のエアクリーナーと違い、エンジンルームから離れた場所で吸気するため、より密度の高い空気を取り入れられるというメリットもあります。

©njmucc/stock.adobe.com

このように、渡渉時以外にも効果を発揮するシュノーケルは、戦車や水陸両用戦闘車、ディーゼル潜水艦(吸排気両方)などにも装備されています。それだけ、内燃機関にとっては吸気が大切だということですね。

ちなみに、前述の通り、シュノーケルだけ付けても水深のある渡渉ができるわけではないので、ご注意を。あくまでも雰囲気を引き立たせるドレスアップアイテムとして楽しむのが無難かもしれません。

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執筆者プロフィール
山崎 友貴
山崎 友貴
1966年生まれ。四輪駆動車専門誌やRV雑誌編集部を経て、編集ブロダクションを設立。現在はSUV生活研究家として、SUVやキャンピングカーを使った新たなアウトドアライフや車中泊ライフなどを探求中。現在の愛車は...

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