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「こんなに違うの!?」思わずびっくり…車の購入時期、年末と年始で注意したいポイントとは
でも、年末登録は値引きが期待できる?
12月に新車登録する場合、すぐに年式が落ちるというデメリットがあるものの、年末は値引きが期待できる時期でもあります。
多くの販売店では、12月は販売目標が高めに設定される傾向があります。そのため、年内に登録を済ませられるのであれば、多少値引きをしてでもクルマを多く売りたいというのが、販売店側の正直なところ。そこをうまく狙うことで、大幅な値引きが期待でき、お得にクルマを購入できる可能性が高くなります。
特に値引き幅が大きくなりやすいのは、年内納車が可能なディーラー在庫車。在庫車はオーダー車と比べて登録に日数を必要としないため、年末の目標販売台数に貢献してくれるクルマです。そのため、年内登録および納車が可能な車種であれば、短期間での値引き拡大が十分期待できます。
ただし、筆者知り合いのトヨタ系ディーラースタッフによれば、近年在庫車が極端に少なくなっているとのこと。コロナ禍における”自動車供給の遅れ”が影響し、「自分好みの在庫車」を見つけるのは、以前より難しくなっているようですね。
年末・年始の登録はどっちがお得?
年末と年始、それぞれメリットがありますが、結局どちらがお得なのでしょうか?前出の中古車販売店に聞いてみました。
「数年でクルマを売却する予定であれば、年始に登録するのがおすすめです。クルマの買取額は、車種の年式と走行距離でおおよその金額が決まります。『車検を通さず手放す』『5年程度で手放す』という場合、年式が新しいに越したことはありません。
一方で『少しでも安く購入したい』という方は、年末に登録するのが良いでしょう。年末商戦の時期は値引き幅が拡大しやすい傾向にあるため、年内に登録できるのであれば、通常よりも安く購入できる可能性が高くなります。購入後は10年以上乗る、あるいは乗り潰すという方は、少しでも安くなるタイミングで手に入れたほうがお得です。」
お話を聞いた限りでは、早めに手放すのであれば「年始登録」、できるだけ長く乗るのであれば「年末登録」がおすすめのようです。
年末は、年始と比べて値引き幅が大きくなりやすい時期。長く乗る場合は、できるだけ安く購入したほうがお得でしょう。一方で、年始はクルマの年式が新しくなるタイミング。数年で売却することを前提とし、査定額を少しでも高くしたい方は、年始に登録したほうがよいかもしれません。
昨今のコロナ禍で納期が長期化していることもあり、販売店側の動き出しは早くなっています。スケジュールに余裕を持って交渉し、自分にとって”お得なタイミング”で購入してみてはいかがでしょうか。
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- 執筆者プロフィール
- 成田 佑真
- 1993年生まれ。普段は医療機器販売を行っているが、暇があれば自動車関連記事を読み漁る。現在の愛車はA4。子どもの頃からマークⅡに憧れ、社会人になりマークXを購入。週末は必ず手洗い洗車を行い、ドライブに出...