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「会社の車でやっちまった…」“社用車”でのトラブルが冷や汗もの!?「プライベート利用で事故った」や「GPS出てきた」などのエピソード

社用車を完全に私的利用、事故の責任は?

事故車の前で佇む男性
©hedgehog94 /stock.adobe.com

社用車は日々当たり前のように業務に用いられていますが、もちろん事故の可能性はゼロではありません。業務中の事故であれば、多くの場合会社側も責任を負うものの、業務外で生じた事故については話がこじれるケースもあるようです。

「社用車で追突事故を起こした同僚がいます。前方不注意で、信号待ちの車に突っ込んだみたいです。厄介だったのは、それが業務時間外の事故で、しかも実際に運転していたのは同僚の友達だったことです。

営業職だったので社用車での直帰自体は認められていたんですけど、同僚はそれをいいことに社用車をプライベートにも使っていたみたいなんですよね。

同僚は会社に報告する際、友達に運転させていたことは黙っていたようですが、そもそも警察に連絡した時点でその友達が運転したことになっていますから、バレないわけがありません。

結局会社が加入していた任意保険は使えず、相手の車と社用車の修理費は一旦会社側が立て替えることに。同僚はかなりの減給処分を受けて、まもなく退職していきました。修理費も会社から請求されていたはずですが、きちんと回収できたのかどうかはわかりません」(30代女性)

一般に、社用車で従業員が事故を起こした場合には、その車両を所有する企業も「使用者責任」や「運行供用者責任」を負い、その従業員とともに事故によって生じた損害を賠償しなければいけません。

これらの責任は、業務中における事故はもちろん、業務外の事故においても発生しうるものとされています。社用車による通勤が認められている場合などは、「従業員が社用車で通勤すること」によって企業も利益を得ていることになるので、事故の際の賠償責任も負うというわけです。

さらに、従業員が会社に黙って社用車を使っていた場合にも、それが職務の範囲と見なされたり、あるいは会社の運行管理体制が十分ではないと見なされたりすれば、会社の運行供用者責任が問われる可能性もあります。

とはいえ上のケースにおいては、プライベートであるばかりか車両を第三者に貸してしまっており、会社側の責任が生じうるかはかなり微妙なところだと考えられます。

このように、社用車をめぐるトラブルは法律のほか会社のルールや管理体制など多くの要素が絡み合い、話が複雑になるケースが少なくありません。個々の従業員のコンプライアンス意識はもちろんですが、会社としてもリスクマネジメントに向けた対策が求められるのでしょう。

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執筆者プロフィール
鹿間羊市
鹿間羊市
1986年生まれ。「車好き以外にもわかりやすい記事」をモットーにするWebライター。90年代国産スポーツをこよなく愛し、R33型スカイラインやAE111型レビンを乗り継ぐが、結婚と子どもの誕生を機にCX-8に乗り換える...

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