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「青になってからウインカー出す奴なんなの?」右折や車線変更時の合図、“自分ルール”のドライバーが多すぎる問題
公道ではさまざまな特性の交通主体が行き交っており、それぞれ異なる事情を抱えています。そのため運転していると、他車の挙動に思わず違和感を抱いてしまう瞬間があるものです。
先日MOBYが公開した「モヤッとしたエピソード」は大きな反響を呼び、「他車の運転」に関する数多くの意見が投稿フォームから寄せられました。なかでも不満の声が大きかったのが、「ウインカーの扱い」についてです。
みなさんは普段、どのようなウインカーの出し方にストレスを感じているのでしょうか。
曲がりたいのは分かるけど、減速する前に合図して!
やはり多くの不満が寄せられたのは、「ウインカーを出すタイミングが遅い車両」に対してでした。進路変更の意図を事前に知らせないまま突然減速するなど、周囲を危険に巻き込む可能性を考えれば、当然の声かもしれません。
「中央分離帯のない2車線道路で、右側を走っている車がいきなり何の前触れもなく停止し、それから右の店舗に入ろうとウインカーを出すようなケースが多くて困ります。対向車線が混んでいれば、すぐに後続は大渋滞。
反対に、左側の店舗にウインカーなしで入る車もいて、バイクに乗っているときは巻き込まれそうでヒヤヒヤします。ウインカーは自分の動きを周りに知らせる役割をしていることをきちんと認識してほしいですね」(40代男性・会社員)
2車線以上の道路では、車が進むペースが速い場面も多く、ウインカーなしの急ブレーキは非常に危険です。それ以外の場面でも、「ブレーキを踏んでからウインカーを出す車」を目にすることがありますが、まずはウインカーで周囲に進路変更の意思を示したうえで減速したいところです。
なお、ウインカーを出すタイミングは道路交通法第21条に明記されており、右左折の場合は曲がるポイントの「30m手前」、進路変更の場合は「3秒前」とされています。
割り込みの影響、「ちょっとのブレーキ」では済まないことも
ノーウインカーでの割り込みや、ウインカーを出すタイミングの遅れは、後続車の不要なブレーキにつながります。「ブレーキくらい大したことない」と、周囲を省みないドライバーもいるかもしれませんが、後続車の車両特性によっては大きな危険を引き起こす可能性も考えられるのです。
「先日大型トラックに乗っているとき、右折レーンへと進むと、交差点直前でノーウインカーの車が割り込んできました。ウインカーを出していたのであれば、心理的にはまだ許せますが、ウインカーなしは許せません。大型トラックに急ブレーキは御法度ですし……正直、ウインカーをちゃんと使えないのなら車に乗ってほしくありません」(30代男性・トラックドライバー)
大型車は重量ゆえに制動距離が長くなり、乗用車の感覚で前に入ると非常に危険なケースもあります。さらにトラックの急ブレーキは「荷崩れ」のリスクもあり、最悪の場合には積み荷に対する賠償責任が発生することも。車間が空いているからと安易に割り込むのは絶対にやめましょう。
- 執筆者プロフィール
- 鹿間羊市
- 1986年生まれ。「車好き以外にもわかりやすい記事」をモットーにするWebライター。90年代国産スポーツをこよなく愛し、R33型スカイラインやAE111型レビンを乗り継ぐが、結婚と子どもの誕生を機にCX-8に乗り換える...