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昔懐かしの機能がドラマを生む?車にまつわる雪道のエピソード集3選

自動車という機械は不思議なもので、ただ所有・維持・運転しているだけでも不幸なトラブルからハッピーな出来事まで数多くのエピソードを生み、やがて時が経つと積もり積もったエピソードは人生に寄り添うひとつのドラマになっていきます。

今回はそんな車にまつわる筆者が体験した、見聞きしたエピソードから、雪道にまつわるものを紹介しましょう。

真冬のキャブレター車はアイシングでのエンストに御用心!

いつの時代も、真冬の冷たい空気や豪雪はドライブの天敵です
©One/stock.adobe.com

昔のキャブレター車には、「ナツ⇔フユ」切り替えスイッチがついているものがありました。

氷点下はもちろん、5℃以下で湿気が多い日は「フユ」へ切り替えます。エキマニで暖めた空気を送らないと、真冬の冷気に含まれた水分が凍り、キャブレターから混合気を送れません。

冬にうっかり「ナツ」のままにしておくと「アイシング」が起きて、さあ大変!

突然息継ぎを始めたエンジンがあれよという間に力を失いプスンとエンスト。高速道路だったら惰性でどこでもいいから本線外へ出られればラッキー。ヒドイ場合は非常駐車帯すらない路肩で止まるハメに。

エンジンの熱でキャブレター内の氷を溶かして再始動するまで、何とも情けない想いをするのでした。

慣れないと行方不明になるタイヤチェーン

30年前はまだピン抜きスパイクタイヤで雪道もアイスバーンも普通に走ってました。豪雪地帯の高速道路を走る事になったある日「チェーン巻いてみるか!」と思い立ちます。

教習所で習ったとはいえ面倒臭く、免許を取ってから一度も使っていないサビサビのチェーンを使いました。

しかし、走り出して30分もしないうちに、同乗者が「片方のチェーン音がしない」と言い出しました。最寄りのPAでチェックすると、アララどこに落としたのか?片方のチェーンがありません。

まあいいや!と、残ったチェーンも外して普通に帰りましたが、結局後にも先にもチェーンを巻いたのはそれっきり。今なら巻けるのかと言われれば不安が残ります。

そしてチェーンの装着を誤ると、チェーンが脱落したり、雪道性能がうまく発揮できなかったりしてキケンです。慣れない人は必ず正しい装着方法を確認しておきましょう。

カーナビの「バードビュー」が思わぬ威力を発揮した猛吹雪

今やスマホアプリでも常識な、鳥のように見下ろすナビ画面が「バードビュー」の名で登場したのは20年ほど前のこと。筆者も含め昔ながらの地図に慣れていた人は、「見にくいし、何に使うんだ?」と首を傾げたものです。

そんなある日、雪国の山中で深夜にホワイトアウトになるほどの猛吹雪にあった先輩が、愛車のカーナビのバードビュー機能を思い出します。

「もしかしてバードビューなら、目の前のカーブくらいわかるんじゃ?」と、ナビ画面を同乗者がチェック。ラリー競技のように横から指示を出しつつ、ゆっくり走り始めると、確かに道路はおおむねナビ通り。

今思えば工事などで道の形が変わってなかったのが幸いでした。ホワイトアウト時は、程度視界が効く状況であれば進路左側に停車して視界の回復を待つのが安全です。

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執筆者プロフィール
兵藤 忠彦
兵藤 忠彦
1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...

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