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公共の駐車場なのに“あのお方専用”…?駐車場で起きた理不尽な「謎ローカルルール」のトラブル
車でお出かけする際に、ついてまわるのが「駐車場」の問題です。とくに施設の規模に対してスペースが確保されていない場所では、駐車場をめぐる小さなトラブルが生じることもあるでしょう。
また利用者の限られる施設では、独自の駐車ルールなどが原因となり、ややこしい事態が引き起こされることもあるといいます。
今回はドライバーの方々から、「駐車場で起きた理不尽なトラブル」について話を聞きました。
テニスコート駐車場の「暗黙のルール」
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はじめて訪れる施設では、駐車場の位置や規模などが事前にわからず、何かと気を揉むことも多いものです。ましてやその駐車場に、常連たちの「暗黙の了解」があったとしたら……。
「運動不足を解消しようと、テニススクールを見学することにしたんです。ただ、そのテニスコートの駐車場はそこまで広くなく、入口に近いエリアは10台分ほど。そこに止められないと、少し離れた未舗装の砂利スペースに止めることになります。
体験レッスンの日、少し早めに到着し、最初に目についた近い方のスペースに駐車したんですね。そのままコートに向かい、コーチや他の人たちを待っていると、ラケバ(ラケットを入れるバッグ)を抱えたおば様グループが談笑しながらこっちに向かってきました。
とても愛想よく『あら、体験の人?』と声をかけられ、すぐ緊張もほぐれました。『はい、よろしくお願いします』と、和やかに会話を交わしていたんです。
ですがその後、開始直前にまた別のおば様が現れると、雰囲気が一変して。なんというか、その人の機嫌をとるような空気になったんですよね。やたらとウェアもテラテラしているし、一目で『この人は何か偉いポジションなのかな』というのがわかりました。
一応、練習の合間に私も挨拶したのですが、まさかのガン無視。『え、何かしたっけ?』と思い返しますが、全然思い当たることがなくて。
でも練習後、車の方に向かっているとき、最初に声をかけてくれたおば様から『あら、ここに止めてたのね……。ここは○○さんがいつも止めるところだから、避けた方がいいかもね』と……。
どうやら地元で昔から力のある土建屋さんの奥さんらしく、気を遣う雰囲気があるみたいなんですね。当然、そのスクールに通うのはナシにしました」(40代女性)
駐車場のなかで便利なスペースを目上の人に譲る、という考え方は理解できますが、テニススクールという場でそうした上下関係を意識しなければならないのは、やはり面倒に思えるものでしょう。
余計なストレスを抱えるくらいなら、「その場に加わることをやめる」というのも選択肢になると考えられます。
「家の前に軽なんて置かれちゃみっともなくて」“車でマウント取りたがる人”の醜態を見よ
- 執筆者プロフィール
- 鹿間羊市
- 1986年生まれ。「車好き以外にもわかりやすい記事」をモットーにするWebライター。90年代国産スポーツをこよなく愛し、R33型スカイラインやAE111型レビンを乗り継ぐが、結婚と子どもの誕生を機にCX-8に乗り換える...