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公共の駐車場なのに“あのお方専用”…?駐車場で起きた理不尽な「謎ローカルルール」のトラブル
「なんで俺の隣に止めたんだよ」と絡まれ…
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駐車場においては、通常「施設に近いゾーン」に車が集中するものです。一方で、ドアパンチを避けたいケースなど、あえて施設から離れた箇所に駐車するというドライバーもいるでしょう。
次に紹介するのは、そうした「位置どり」の問題が招いたトラブルです。
「大学の同期と旅行した際、河原でバーベキューをしようと、その近くのスーパーに行きました。かなり暑い日で、サンシェードを忘れてしまっていたので、駐車場のなかで日陰になっているゾーンに止めたんですね。店までは離れてしまいますが、買い物も長くなりそうでしたし。
しかし車に戻ると、隣に止まっていた車から50代くらいの男性が出てきて、私たちに向かって『なんで俺の隣に止めたんだよ』と凄んできて。『いや日陰がよかったんで』と返すと、『他にも空いてるだろうが! わざわざ隣に来るんじゃねぇよ』って。
たしかに日が当たるスペースはガラ空きなんですが、日陰になっているのはせいぜい5台分くらいで、他にもそのゾーンに止めている車はいましたし……。
友人が『日陰ここしかないじゃん』と突っ込むと、『お前らケンカ売ってんのか』と凄んできて。別の友人が『ヤバい人じゃん、行こ』と車に乗ったのですが、そのおじさんは車の進路に立ち塞がってきて、『逃げるんじゃねぇ!』と叫んでいます。
結局また車を降りて、店の人を呼び、最終的に警察にまで来てもらって。どうやら地元では有名なクレーマーだったらしく、警察も慣れた様子でおじさんを叱っていました。こっちは1時間くらい拘束され、正直モヤモヤが残りましたけどね」(20代男性)
駐車場で他の部分がガラ空きなのに、わざわざ他人の車の隣に駐車するドライバーは「トナラー」と呼ばれ、こうした行為をイヤがる人も多く見られます。
しかし上のケースでは、そのゾーンが日陰であり、「あえてそこを選ぶ理由」があったと考えるべきでしょう。一見するとトナラーに見える状況でも、相手には相手の事情があるケースもありますので、早とちりは避けたいところですね。
事故を起こした相手が「開き直るタイプ」だったらこんなにイライラします…思い知らせるには何が有効?
- 執筆者プロフィール
- 鹿間羊市
- 1986年生まれ。「車好き以外にもわかりやすい記事」をモットーにするWebライター。90年代国産スポーツをこよなく愛し、R33型スカイラインやAE111型レビンを乗り継ぐが、結婚と子どもの誕生を機にCX-8に乗り換える...