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他のドライバーからの視線よりも“アレ”が気になる?あえて『派手色の車』に乗るオーナーあるある3選

黄色の車、やっぱり“アレ”が天敵だった

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色に対する思い入れは人によってさまざまであり、なかには好きなアイドルやスポーツチームなど、「推しのテーマカラー」を積極的に身につけている人もいるでしょう。今回のインタビューでは、イエローの車に乗る男性からそのような話を聞くことができました。

「物心つく頃から阪神ファンだったこともあって、持ち物に黄色を選ぶことが多かったんですよね。黄色が一番自分にとって自然な色というか。はじめて車を買うときも、とくに考えずに黄色を選んでいました。

実際に乗っていても、駐車場で目立ちますし、夜間も目につきやすいので、それなりにメリットは感じますね。ただ、虫はホントにめちゃくちゃ寄ってきます。

走行中に窓を開けたら蜂が入ってきたり、洗車してすぐにボディに小さい羽虫が張り付いてしまったり。田舎の方に行くと、駐車場で数十匹集まっていることもあって、それは結構ゲンナリするポイントですね」(30代男性)

寄ってくる虫の多さは、黄色い車のオーナーに共通する悩みであり、SNSなどにも虫をめぐる悲痛な叫びが投稿されています。なかには黄色の車に乗りはじめてから虫の多さに気づき、「次からは絶対に選ばない」といった声も。自分にとって愛着のあるカラーであっても、選ぶには相当の覚悟が必要なようです。

ピンクの車、「お葬式」はやはり気が引ける?

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さらに、特定の色に対するコダワリから、「車をまず色から選ぶ」という人もいました。ピンクのハスラーに乗る女性は次のように話します。

「子どもの頃からピンクが好きなので、まず車を選ぶときは『ピンクの設定があるか』を基準にします。薄いピンクは結構あるのですが、鮮やかなピンクでないと嫌なので、なかなか見つけられないこともありますね。今のハスラーは5年ほど前に買ったものですが、デザインもカワイイですし、ピンクの発色もよくてお気に入りです。

初代ハスラーの「チアフルピンクメタリック」(スズキ公式サイトより)

その前はアルトラパンのカシスピンクパールという色で、ちょっとメタリック感が強くて、やや妥協したところがあったので。他の持ち物もそうですけど、やっぱり好きな色が自分のまわりにあると気分が上がりますよね。

困ったのは、祖母の葬式のときくらいですかね。母から『その車では来ないでよ』と言われて、さすがに自分でもマズいかなと思い、その日は急いでレンタカーを借りて行きました。自分の車があるのにレンタカーを借りて、ちょっと損した気分でしたね。

ただそれ以外は、別に煽られたりもしませんし、変に絡まれることもないので、全然普通だと思いますよ。あとは、長く乗っていると色褪せが怖いくらいですかね」(30代女性)

赤系のカラーは紫外線の影響を受けやすく、長く屋外で保管する場合などはとくに、退色を防ぐためのメンテナンスが求められます。

また、葬儀に参列する際の車の色については、親族間の関係性や、会場と駐車場の位置関係などさまざまな要素が絡み合い、一概に「どこまでが許容範囲か」を明示することはできません。ピンクや赤、黄色であっても、色味が薄かったり、車そのものがファミリーカーであったりすればとくに問題ない、という考え方もあるでしょう。

しかし、長い時間を共にしていく愛車ですから、「リスクよりも好きな色を」と考えるのも自然なことだといえます。車の色が大きなトラブルに発展するケースというのはなかなか考えにくいですから、「直感的に気に入った色を選ぶ」というのが一つの正解なのかもしれません。

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執筆者プロフィール
鹿間羊市
鹿間羊市
1986年生まれ。「車好き以外にもわかりやすい記事」をモットーにするWebライター。90年代国産スポーツをこよなく愛し、R33型スカイラインやAE111型レビンを乗り継ぐが、結婚と子どもの誕生を機にCX-8に乗り換える...

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