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「ゲームで慣れてるし余裕かと思ってた…」教習所に通わない“一発試験”の難易度は?実際に受験した人は「受かる気がしない」

えっ、コレで減点されちゃうの?

©キャプテンフック /stock.adobe.com

一発試験を経験した人たちからしばしば聞かれるのが、「教習所での試験に比べて採点ポイントが厳しい」といった話です。教習所にとって教習生は「お客様」としての面がありますが、試験場の一発試験では単純に「試験官と受験生」の関係となるため、妥協が生じにくいといった見解も聞かれます。

「スピード違反で免許取消になり、1年の欠格期間のあと、再取得のために試験場で一発試験を受けました。それまでMT車に乗っていたので、再取得の際もMT免許を選択したんです。いざ受けてみると、チェックされるポイントが教習所に比べてはるかに厳しかったですね。

よく覚えているのは、カーブに入る前にシフトチェンジしようと、少し早いタイミングでレバーに手を伸ばして準備していたら、『片手運転はやめましょうか』と指摘されたことです。自分としては、レバーを触るタイミングが若干早かったかな、くらいの感覚だったので、『これはヤバい』と思いましたね。

あとは坂道発進で、サイドブレーキを下げるタイミングを少し誤り、車体が一瞬後ろに下がったのですが、そこでも『はい、逆行ね』と。ほんとに数センチ下がっただけで、以前教習所では『このくらいなら減点されないよ』といわれていた程度だったと思うのですが……。

結局仮免で2回落ちてしまいましたが、本免は1回で合格できました。とにかく減点項目を頭に叩き込んで、自分を『マニュアルに従って動く機械』のように思い込むようにしたら、うまくいくようになりましたね」(30代男性)

MT車の坂道発進において、進行方向とは逆に進んでしまう「逆行」には3つの段階があり、0.3メートル以上0.5メートル未満が「小」で10点減点、0.5メートル以上1メートル未満が「中」で20点減点、1メートル以上が「大」で検定中止の扱いとなります。ただしこれらはあくまで目安としての数値であり、実際には現場の試験官の感覚によって左右される面もあると考えられます。

そのほかにも、減点基準に「グレーゾーン」が残るポイントはとくに、「教習所は甘く、試験場は厳しい」といった傾向になりやすいのかもしれません。

このように、免許の失効や取消処分を受けてしまうと、再取得の労力はかなり大きくなる傾向にあるようです。できることなら一発試験を受験することがないよう、免許の更新期限は定期的に確認し、日々法規に則った運転に努めたいところですね。

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執筆者プロフィール
鹿間羊市
鹿間羊市
1986年生まれ。「車好き以外にもわかりやすい記事」をモットーにするWebライター。90年代国産スポーツをこよなく愛し、R33型スカイラインやAE111型レビンを乗り継ぐが、結婚と子どもの誕生を機にCX-8に乗り換える...

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