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ジブリ作品に登場する実在車8選!トトロや千と千尋など人気作にも登場
目次
こんなに?車が登場するジブリ作品は多い!
世界中で愛されるスタジオジブリのアニメーション映画。実は劇中では実際に存在する車が多数登場しています。誰もが知っているものから、かなりマニアックなものまで様々な車種を見ることができます。
数あるジブリ作品の中から、「となりのトトロ」「千と千尋の神隠し」など、大人気作品を含んだ6作品を、映画公開の時系列順に車種をご紹介します。
となりのトトロ(1988年)
スタジオジブリのロゴにも登場するほどの代表作「となりのトトロ」。
主人公であるさつき・メイと森の主であるトトロの不思議な出会いが描かれた作品です。誰もが知る「となりのトトロ」ですが、作中では二人のお父さんが車に乗っている描写があります。
お父さんが乗っていたのは三菱 みずしま
お父さんが乗っていたのはかつて三菱が販売していたオート三輪型ピックアップトラック「みずしま」です。
車名は車両の生産を行っていた新三菱重工業水島製作所に由来しており、戦後間もない1946年から製造されました。
オート三輪というと今はあまり聞き慣れないかもしれませんが、戦後、高価な車を買うことができない零細企業向けの廉価なモデルとして販売されており、「ダイハツ ミゼット」などが有名です。
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本日の在庫数 92台 平均価格 73万円 支払総額 30~164万円
魔女の宅急便(1989年)
思春期の最中にある魔女のキキが自分の特技である「魔法」を活かして、次第に独り立ちしていく様子が描かれています。主人公のキキはもちろんのこと、作中に出てくる黒猫のジジが好き!という方も多いのではないのでしょうか。
作品の舞台になった街はスウェーデンともクロアチアとも言われており、作中にはヨーロッパの車がたくさん出てきます。
街を走行していたシトロエントラクシオン・アヴァン
作中では、はっきりとは車名は明かされていませんが、ドアの開き方やバンパーの具合が似ていることから、シトロエン トラクシオン・アヴァンなのではないかと言われています。
トラクシオン・アヴァンは、フランスのシトロエン社が1934年〜1957年まで製造・販売していた乗用車です。
シトロエンはフランスの自動車メーカーで、いち早く前輪駆動を開発したり、窒素ガスによる高気圧油圧師制御式の独自のサスペンションを開発したりという実績があります。
街を走行していたフォルクスワーゲン タイプ1(ビートル)
キキが”ニシンのパイ”を届けるシーンにおいて、街中を走る自動車が多く描写されます。その中のワンシーン登場するのが、フォルクスワーゲン タイプ1です。愛称である「ビートル」の方が実際の車名よりも有名かもしれません。
かわいらしいフォルムで、今でも高い人気を誇っているモデル。舞台がヨーロッパなので、ドイツ車のビートルが街を走っているというのも納得です。
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本日の在庫数 129台 平均価格 248万円 支払総額 78~1,452万円
おもひでぽろぽろ(1991年)
「おもひでぽろぽろ」は、10日間の休暇を取った27歳の会社員タエ子が、旅先の東北で過去を振り返りながら、本当の自分を見いだしていくというストーリー。
作中では、主人公の初恋の相手・トシオがタエ子を乗せて運転するシーンで自動車を確認することができます。
トシオが運転していたのはスバル R-2
タエ子とトシオが車に乗って山形駅を出発し、北上していく時に運転していた車がスバルR-2です。
スバルR-2は、1958年に発売されたスバル360という「通産省の国民車構想を具現化した車」の基本メカニズムを踏襲し、さらに熟成したモデルとなっています。360とR-2のおかげで、それまで「上流階級の乗り物」であった車は庶民にとってより身近になりました。
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本日の在庫数 163台 平均価格 35万円 支払総額 12~115万円
千と千尋の神隠し(2001年)
ジブリ作品の中でも最も有名であるといっても過言ではない「千と千尋の神隠し」。2020年に『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が記録を更新するまで20年近くに渡って日本歴代興行収入第1位に君臨するほどの大ヒットでした。
主人公・千尋が両親と引っ越す途中で奇妙な世界に迷い込んでしまったことから物語がはじまります。アウディ A4が登場するのはまさに引っ越す途中のシーン。車内で会話する様子も描かれています。
千尋の両親の車はアウディ A4
千尋たちが乗っていたのは、アウディ A4のセダンタイプです。映画公開が2001年なので、アウディ 初代A4(1994〜2001年)だと予想されます。
また作中でこのA4の内装やペダル部分が描写されており、左ハンドルのマニュアル車であることも分かります。
ちなみに、この車は宮﨑駿監督自身の所有者ではないかとも噂されているようです。
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本日の在庫数 293台 平均価格 288万円 支払総額 48~636万円
崖の上のポニョ(2008年)
魚の子・ポニョと5歳の少年・宗介を中心とした物語である「崖の上のポニョ」。
アンデルセン童話の人魚姫をモチーフとしたと言われていますが、舞台が日本となっており、外国色が抜けています。
この作品では、宗介の母・リサが車を運転するシーンが数多く描写されています。
リサの車は三菱トッポ?
リサの車は、三菱の初代ミニカトッポではないかと言われています。ミニカトッポは三菱が製造・販売していた軽自動車規格のトールワゴンです。
作中では、フロアマットにスバルに似たロゴが描写されているので、あくまでモデル車両として使われているのでしょう。
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本日の在庫数 153台 平均価格 33万円 支払総額 11~80万円
借りぐらしのアリエッティ(2010年)
「借りぐらしのアリエッティ」は、人間に見られてはいけない小人・アリエッティと、アリエッティの暮らす家の住人・翔を取り巻く物語です。
2010年公開の映画なので、記憶に新しい方も多いのではないのでしょうか。実は、「借りぐらしのアリエッティ」には意外にも車が登場するシーンが多いのです!
翔の家のお手伝いさんの車はスズキ・アルト?
作中では、翔の家のお手伝いさんが車に乗るシーンが出てきます。そんなお手伝いさんの車は、デザインの特徴からスズキ・アルトの3代目モデルCP21Sだと推測されています。
この車種は、当時軽自動車の中で最もホイールベースが長いという特徴がありました。作中ではピンクのアルトに乗っており、可愛らしい外観になっています。
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本日の在庫数 3795台 平均価格 73万円 支払総額 10~174万円
翔のおばあさんはメルセデス・ベンツ W123
翔のおばあさんはメルセデス・ベンツのW123に乗っています。W123はベンツの中核を担う車種であり、今でもメルセデスベンツの名車として語り継がれているモデルです。
ジブリ作品と車は縁が深かった!
ジブリ映画には、今回ご紹介した車以外にも、映画の背景やイメージに合った名車が数多く登場します。
これを機に、ジブリ作品をじっくり見返してみてはどうでしょうか?
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- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...