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「心臓が縮み上がった」「この街は大丈夫?」ドライバーが物申す!“自転車の交通マナー”に思うこと
●●ドライバー問題は自転車でも同じ?
自転車関連の重大事故は若者だけではないです。定年後の高齢者が日中に買い物に出かけたり、エリアや時間帯によりまったく異なる様相を呈することもあるでしょう。
「高齢化がかなり進んでいる地域に住んでいますが、当然自転車でも高齢の運転者が多いです。フラフラした自転車を、高齢者マークをつけたドライバーが抜かせず長い列が…みたいな光景を見かけます。そのたび『この街は大丈夫?』と不安になってしまいます」(30代男性)
高齢ドライバーによる重大事故が社会問題化し、早い段階での免許返納が推奨される昨今ですが、車が生活に欠かせない地域においては「高齢者の移動の足をどうするのか」という問題が残されています。さらに上の話を聞くと、車だけではなく「自転車の利用」についても対策を考える必要があるのです。
転倒のリスクやそれが原因の事故を減らせるよう、倒れにくい三輪自動車やミラーの取りつけを推奨するなど、機器や構造の面から安全を確保していく対策が考えられます。さらに、高齢者向けの交通安全教室の開催、定期的な学習あるいは現状認識のための機会を設けることも求められるでしょう。
安全に自転車を利用するためのルールを周知することが大事
ほかにも「観光地における外国人の自転車利用」に関して、次のような声が寄せられました。
「外国人観光客の方が、自転車をレンタルして周遊しているのをよく見かけます。エリアによってはその方が楽しめるのでいいと思うのですが、この前道路上で自転車に跨がったまま自撮りしている人を見かけて…。道路を走る以上はその国のルールを守らないと危険ですから、貸し出す前にルールの周知は徹底しないといけないなと思います」(50代女性)
観光に自転車を活用する「サイクルツーリズム」の考え方は、政府によっても推奨されており、観光客向けにサイクリングツアーを用意している自治体も。環境や健康にもよく、その土地の風土を満喫できるサイクルツーリズムですが、自転車の安全を確保するためのインフラ整備やルール周知など、長期的な対策も必要になると考えられます。
近年では「自転車の車道通行」という原則が強化され、さらに電動キックボードが解禁されるなど、道路環境に変化をもたらす制度上の改正が実施されているので、異なる交通主体の特性を理解し、相手の動きに注意を欠かさない姿勢が重要になるのかもしれません。
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- 執筆者プロフィール
- 鹿間羊市
- 1986年生まれ。「車好き以外にもわかりやすい記事」をモットーにするWebライター。90年代国産スポーツをこよなく愛し、R33型スカイラインやAE111型レビンを乗り継ぐが、結婚と子どもの誕生を機にCX-8に乗り換える...