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「ノーウインカーやめて!」「タイミング勘違いしてない?」迷惑ドライバーあるある“フリーダムすぎる”ウインカー

ウインカーは「右折専用レーンに入るとき」もマスト

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ウインカーを出すタイミングは、「右左折であれば30m手前、進路変更であれば3秒前」が原則です。運転免許を所持しているのであれば、当然知っているはずのルールではあるものの、交差点の形状などによっては「多くのドライバーがタイミングを勘違いしている」ように思えるケースもあるようです。

「ウインカーを出すタイミングがおかしな車はよく見かけますが、とくに気になるのは右折専用レーンのある交差点です。本来であれば、ウインカーを出すタイミングはレーンに入る手前のはずです。

しかし実際には、レーンに入ってから、曲がるタイミングで出す人が多いように思います。そういう車の後ろを走っていて、自分も右折しようとしている状況だと、直進だと思っていた先行車がいきなりレーンに入ってくるので驚くことがあります」(60代男性・会社員)

たしかに右折レーンに入る際、ウインカーを点けずに進路を変える車はしばしば目にすることがあります。もしかすると、「右折レーン手前から点滅させると、ウインカーを点けている時間が長くなる」ことを漠然と避けているドライバーが多いのかもしれません。

とはいえ右折レーンに入る動きも「進路変更」に該当しますので、レーンに入る3秒前からウインカーを出す必要があります。

ゼブラゾーンに対する「解釈の違い」が危険を招く?

©Serg Zastavkin/stock.adobe.com

さらに、右折レーンに入る際にウインカーを出さないことの危険性として、次のようなリスクを挙げてくれた方もいました。

「ウインカーを出さずに右折レーンに入るのがとくに危険なのは、手前にゼブラゾーンがある場合です。ゼブラゾーンはいわば誘導指針ですが、侵入を禁止するものではないので、これを横切ってレーンに入るドライバーもいますし、ゼブラゾーンにかからないようにレーンに入っていくドライバーもいます。

ここで、『ゼブラゾーンを避けながらウインカーを出さずにレーンに入っていく』というパターンが非常に危ないように思います。後続車がゼブラゾーンを横切りながらレーンに入ろうとしている場合に、交錯する可能性があるからです。

とくにゼブラゾーンについては『入ってはいけないところ』と思っているドライバーも多く、ゼブラゾーンを避けてレーンに入る人たちのなかには、そこを後続の右折車が横切ってくる可能性を想定していないドライバーも多いと思います。そこで右後方の確認をせず、さらにウインカーなしでレーンに入ってしまうと、非常に危険な状況につながりかねません」(60代男性・建設業)

上のお話にもあるように、ゼブラゾーンは「導流帯」とも呼ばれ、車両の動きを整理するために表示されるものです。車両の走行を想定したエリアではないものの、道路交通法上は侵入が禁止されていないため、その上を通って右折レーンに入っていく車も多く見られます。

通常、車線変更に際しての接触事故では、「直進側の後続車(A):車線変更側の先行車(B)=30:70」という過失割合が基本です。ただし、Aがゼブラゾーンを走行している場合には、10%~20%の加算修正が入る可能性があり、「A:B=30~50:50~70」といった範囲で算定されることになるようです。もちろんこの際、Bがウインカーを出していなければ、その分の加算修正が行われ、Bの過失が重くなる可能性が考えられます。

このように、ウインカーなしでの進路変更や、タイミングの遅れは、しばしば周囲に危険や混乱をもたらしてしまいます。進路変更時の意思表示はドライバーの責務ですから、適切なポイントとタイミングでのウインカー点滅を徹底していきましょう。

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執筆者プロフィール
鹿間羊市
鹿間羊市
1986年生まれ。「車好き以外にもわかりやすい記事」をモットーにするWebライター。90年代国産スポーツをこよなく愛し、R33型スカイラインやAE111型レビンを乗り継ぐが、結婚と子どもの誕生を機にCX-8に乗り換える...

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