更新
レンタカーとカーシェアリングの違い【ややこし語#9】
レンタカーとカーシェアリングの違いはなに?
レンタカーとカーシェアリングはどちらも、一時的に自動車を借りることができるサービスです。
どちらも利用したことが無い方は、どう違うのか、どちらを選べばいいのか分からないという状態になってしまいます。
今回はこれらの違いを、利用方法と料金体系の2つにわけて解説します。
利用方法の違い
レンタカーは車両の貸し出しを行う店舗があり、受付にて手続きを行うことでレンタルすることができます。
一方でカーシェアリングには店舗がない代わりに、専用アプリやウェブサイトなどで予約できます。予約後に車両がある駐車場(ステーション)に直接向かい、会員カードをかざして解錠、利用します。
利用可能な時間帯にも差がでる
受付方法が異なることで、サービスを利用できる時間帯にも違いが生じます。
レンタカーは店舗で手続きを行うため、利用できる時間が定められています。そのため、深夜帯などの時間はレンタルや返却ができない場所がほとんどです。
対してカーシェアは、ステーションに車両さえあれば何時であろうと利用する事が可能。カーシェアの方が気楽に利用できる仕組みになっています。
料金体系の違い
時間ごとの料金
まず、レンタカーとカーシェアリングはどちらも基本料金+それ意外の料金の2種類が発生します。
基本料金について、レンタカーは大抵の場合、6時間・12時間・24時間といった単位での基本料金が設定されていますが、カーシェアリングは15分単位で設定されます。
ガソリン代の扱い
それ以外の料金の代表例として、燃料代に相当する部分が挙げられます。
レンタカーの場合は時間ごとの基本料金に加え、ガソリンを満タンにして返却するという決まりがある場合がほとんど(一部例外あり)。対するカーシェアリングはガソリンを満タンにしなくていい代わりに、走行した距離に応じて距離料金が加算されます。
会費の有無
また、カーシェアに限っては会費の支払いが定期的に発生します。そのため、使っていなくても料金が発生してしまうのはカーシェアのデメリットだといえます。
それぞれ得意な利用シーンが異なる
これまで両者の違いを解説してきましたが、必ずしもどっちが良いという結論は出せません。
ただ、長時間かつ長距離の利用ではレンタカーが、短時間または短距離の利用ではカーシェアが安くなる傾向にあります。
近所のスーパーに買い出しにいく、送り迎えをするといった普段使いではカーシェアリング、旅行や長距離ドライブなどではレンタカーがおすすめです。
利用シーン別に使い分けることができると、カーライフはより豊かになるでしょう。
ややこし語の記事一覧はこちら
- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...