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SOSボタンとはどんな機能?あおり運転撲滅の救世主?メリットやデメリットも解説

SOSボタンとは

マツダ CX-30のSOSボタン(黄枠内)

SOSボタンとは、自動車の運転中、事故や急病時などの緊急事態が発生したときに、外部に救助を手配するためのボタンです。

最新車両に続々と採用されているSOSボタン。メーカーによってボタンやシステムの名称は変わりますが、基本的な機能は同じです。

主なメーカーのSOSボタン

メーカーボタン名称サービス名称
トヨタヘルプネットボタンT-Connect
日産SOSコールスイッチニッサンコネクト
ホンダ緊急通報ボタンホンダトータルケア
マツダSOSボタンマツダコネクト
スバルSOSボタンスターリング
メルセデス・ベンツSOSボタンメルセデス・ミー・コネクト
アウディSOSボタンアウディコネクト
BMWSOSボタンBMWエマージェンシー・コール
フォルクスワーゲンSOSボタンフォルクスワーゲンカーネット
ボルボSOSボタンボルボ・オン・コール

SOSボタンの主な機能

SOSボタンを押すと、オペレーターに電話が繋がり、警察や消防への連携をサポートしてくれます。

ニッサンコネクトサービスのSOSコール

ニッサンコネクトのなどでは、エアバッグの作動を検知して自動通報する機能もあります。

オペレーターサービスとは異なるので注意

SOSコールは、あくまで110番や119番などに通報するような状況で使用するサービスです。

目的地への案内や飲食店などの紹介といったオペレーターサービス、コンシェルジュサービスとは異なるので注意しましょう。

SOSボタンとあおり運転の関連性

近年増加しているあおり運転を防止する手段として、SOSボタンはかなり有効だと言われています。

一人で運転している時にあおり運転に遭ってしまうと、自分で警察に連絡する手段はありません。SOSボタンが搭載されていれば、携帯電話を操作することなく、スムーズに対応することができます。

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広島県ではあおり対策窓口を設置

話はそれてしまいますが、広島県では「あおり運転BOX」という、あおり運転の情報提供を受け付けるための窓口を設置しています。広島県内であおり運転に遭遇した際は、こちらも併せて利用することをおすすめします。

あおりBOX(広島県庁ウェブサイト)

SOSボタンの利用方法

AudiのSOSボタン
AudiのSOSボタン(赤文字のボタン)

多くの場合、SOSボタンを利用するには各メーカーが提供しているコネクテッドサービスに加入する必要があります。

サービスに加入することによって、自動車がインターネットに接続され、オペレーターへと繋がる環境が構築されます。

メーカーによって手続きが異なるため、公式サイトや購入したディーラーなどで確認するとよいでしょう。

SOSボタンのメリット

SOSコールを押したときの流れ(日産 キックスの場合)

SOSボタンのメリットは、携帯を操作せずに外部に通報できることです。

これによって、事故や急病、あおり運転に遭ったなどの緊急事態にスムーズに外部へと通報できます。今までは携帯電話を操作するために一旦停車する必要がありましたが、SOSボタンがあれば走行しながらの連絡が可能になります。

SOSボタンは、ファミリー層のような複数人で車に乗るユーザーよりも、一人で車を運転することが多いユーザーにおすすめの機能と言えるでしょう。

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コネクテッドサービス加入によるメリット

SOSボタンを利用するために加入するコネクテッドサービスでは、SOS機能以外にも盗難追跡システムや、エアバッグと連動して自動で通報する機能などが付随していることがほとんどです。

これらの機能だけでも十分便利なのですが、サービスに加入していることで、保険料が安くなるケースもあるようです。

SOSボタンのデメリット

SOSボタンの主なデメリットは次の3つです。

  • 各メーカーのサービスに加入する必要がある
  • 月額が発生する場合がある

メーカーが提供するコネクテッドサービスへの加入や、それによって発生する月額料金の支払いがネックだと言う声も。

しかし、メリットの項目でも説明したように、コネクテッドサービスへの加入で保険料が安くなる場合、実質支払う金額は変わってくる可能性があります。

コネクテッドカーはハッキングのリスクも?

また、コネクテッドサービスが利用できる車をコネクテッドカーと呼びますが、こういった車種は外部からインターネットによるアクセスが可能。

仮にハッキングされた場合、勝手にハンドルを操作されてしまうリスクが懸念されています。

まとめ

©izikmd/stock.adobe.com

SOSボタンは110番や119番への連絡が必要な緊急時に置いて、スムーズな連絡を可能にする機能です。

使用するには各メーカーごとのコネクテッドサービスに加入する必要がありますが、加入によって月々の保険金が安くなったというケースも聞くので、一概に負担が増えるともいえません。

SOSボタンは、単独で車に乗ることが多いユーザーに特におすすめで、恩恵を受けやすいといえるでしょう。

あおり運転対策について詳しく知りたい人はこちら

執筆者プロフィール
MOBY編集部
MOBY編集部
新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...

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