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LEDヘッドライトバルブおすすめ人気ランキング&適合規格一覧
目次
おすすめはLEDヘッドライト|人気の理由は?
LEDヘッドライトは、「発光ダイオード(Light Emitting Diode)」を光源に利用した現在のヘッドライトの主流です。近年ではヘッドライト以外にも、ルームライトや信号機など多くの照明機器に取り入れられるようになりました。
ライトの種類は、他にもハロゲンランプやHID(ディスチャージランプ)が存在しますが、なぜLEDが人気となったのでしょうか。その理由をLEDの特性から見ていきましょう。
寿命が長い
LEDの定格寿命(※)は、一般的に40,000時間とされています。実際のヘッドライト製品もバラつきはありますが、30,000~50,000時間のスペックが公表される場合が多いです。1日10時間ライトを点灯する計算でも、理論上は8年~14年もの長期間使い続けることができます。
ハロゲンランプの寿命が色温度(効率)次第で400~2,000時間、HIDが約2,000時間のため、LEDは飛びぬけて長持ちすることがわかります。
※初期状態から70%の明るさに達したとき
消費電力が少ない
LEDはダイオードに加えられた電圧が直接光に変換され、余分な熱が発生しないため、消費電力が非常に少ないのも特徴です。消費電力が少なければ、バッテリーへの負荷が下がるというメリットになります。
ロービーム照射時の消費電力でライトを比較すると、ハロゲンランプが55~60W、HIDが35~50W、LEDが20~30Wが一般的です。
LEDヘッドライトバルブの選び方とポイント
明るさを確認しよう
LEDヘッドライトを選ぶ際にもっとも重要なのは、明るさの確認です。ライトの明るさは「lm(ルーメン)」という単位で表され、製品の詳細に必ず表記されています。
ただし、lm値の表記は製品によって統一されておらず、両側のライトの合計値で表記されていたり、片側のみの数値を表記される場合があるので注意が必要です。
また、必ずしもlm値が高いと明るいというわけではなく、照らす範囲をムラなく明るくする配光も重要です。
メーカーがハロゲンと同等の配光設計と謳う製品や、配光の評価が高いレビューの製品を選ぶことをおすすめします。
規格を確認しよう|多くは「H4」
ライトは、消費電力(定格)や形状・口金・ガラス球の大きさなどによって規格が異なり、車種ごとに適合する規格が決まっています。ライトを購入する際は前もって適合規格を確認し、誤った製品を選ばないように注意しましょう。
現行車種に多く見られるのは「H4」という規格で、このバルブのみでロービーム・ハイビーム両方の光を照射することが可能です。
自身の車種の適合規格を確認したい場合は、購入したディーラーに問い合わせるか、照明部品メーカーの小糸製作所が公開している車種別電球適合表をチェックするのがおすすめです。
冷却機構のタイプを確認しよう
LEDもハロゲンやHIDほどではありませんが、冷却しないと熱ダレを起こす程度には発熱します。そのため、LEDバルブには冷却機構が取り付けられており、その種類も確認しておくのがおすすめです。
冷却機構には大別して2種類存在し、1つは空冷ファンで冷却するタイプ、もう1つは金属の表面積を増やして自然に熱交換するヒートシンク(放熱機構)を備えたファンレスタイプです。
空冷ファンタイプは冷却性能が高い反面、音が発生したり、油やほこりによってファンが壊れて停止するリスクがあります。ファンレスタイプは冷却性能が劣る反面、静粛性と耐久性の高さが魅力です。
ヘッドライトバルブの規格と適合車種
ライトの規格はライトメーカーのホームページから調べよう
ヘッドライトやフォグランプを始めとした車のライトには多種多様な規格が存在し、ランプの消費電力(定格)や、形状・口金・ガラス球の大きさなどによって規格が異なります。
車種ごとに適合するライトの規格は決まっており、たとえば従来のライトから、最近普及し始めたLEDライトに取り替えをする場合には、規格の知識は不可欠といえるでしょう。
ライトの規格は、ライトメーカーのホームページから簡単に調べることができます。どのメーカーでも必ずあります。また、カー用品店ではライトのコーナーに冊子になった適合表が置いてあります。
【H1規格】旧型の4投式に採用
H1は、国産・外車を問わず、4灯式のハイビームやロービームに広く使用されているライトです。現在H1は主流ではなく、1世代か2世代前の型式の車までに多く見られます。
H1が適合する車種の代表は日産 エクストレイル。エクストレイルの旧型T31系では、ハイビーム用に採用されていました。
【H3規格】90年代のフォグランプがメイン
H3は、主にフォグランプに広く使用されている規格。H1同様、現行車種には使用されておらず、90年代から2000年代初頭の頃に発売された車種に多く見られます。
H3が適合する車種の代表は、トヨタ プリウス。初代10系プリウスのフォグランプに採用されていました。
ちなみに、H3とH3Aは電球の形は非常に似ていますが、口金部分の切り込みサイズが1mm異なるので、互換性がありません。
【H4規格】これ一つでハイ・ロービームになる2等式
H4は、2灯式のヘッドライトに幅広く使用され、このバルブのみでロービーム・ハイビーム両方の光を照射することが可能なランプの規格。H1やH3と異なり、現行車種でも採用されているタイプです。
H4が適合する車種の代表は、スズキ ハスラー。ハイビーム・ロービームとしてH4が採用されています。
また、H4Uという規格も存在しますが、こちらはH4と互換性がある規格です。「U」はユニバーサルを表しています。
【H7規格】旧式セダンに多い4灯式
H7は、国産・外車を問わず、4灯式のハイビーム・ロービームに広く使用される規格です。
旧型のセダンやステーションワゴンに採用されていることが多く、日産 スカイラインやトヨタ クラウンロイヤルなどが有名。
現在H7に適合する代表車種は、前モデルのホンダ N-WGNで、ハイビームに採用されています。
【HB3規格】現行モデルに使用されるハイビームの主流
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HB3は、4灯式のハイビームとして使用され、現行車種にも適合車種が多く存在します。つまり、現在のハイビーム用ライトとしてHB3は、主流の規格といえるでしょう。
HB3に適合する車種の代表例は、ホンダ フリード。2016年以降のモデルのうち、ハロゲン車・LED車の両方で、ハイビームにHB3が使用されています。
【HB4規格】一世代前に多くみられるフォグ・ロービーム
HB4は、4灯式のロービームやフォグランプとして幅広い車種に使用される規格。多くの車種に適合しますが、1世代ほど前のモデルに多い規格といえます。
HB4に適合する車種の代表例は、スバル インプレッサセダン。インプレッサセダンGD系からGH系にかけて、フォグランプとしてHB4が採用されていました。
【H8規格】現行のフォグランプに使われる規格
H8は、主にフォグランプに使用される規格です。H9やH11とはバルブの形状が似ていますが、定格が異なるため互換性はありません。
H8に適合する代表車種は、日産 ノート。2016年モデルのうち、ハロゲン車・LED車の両方にH8が採用されています。
【H9規格】4灯式ランプでハイビームがメイン
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H9は、主に4灯式のハイビームとして使用される規格です。先述のH8やH11とはバルブの形状が似ていますが、定格が異なるため互換性はありません。
H9に適合する車種の代表例は、レクサス RX。RXの2012年~2015年にかけて発売されたモデルのハイビームに適合します。
【H11規格】一世代前に多くみられるフォグ・ロービーム
H11は、主にフォグランプに使用され、一部が4灯式ロービームにも使用される規格です。先述のH8やH9とはバルブの形状が似ていますが、定格が異なり互換性がありません。
H11に適合する車種の代表例は、マツダ CX-5。KE系の2012~2014年モデルのフォグランプに使用されていました。
【H16 規格】最新モデルのフォグランプに多く採用
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H16は、主にフォグランプに使用されている規格です。先述のH8・H9・H11とはバルブの形状が似ていますが、定格が異なり互換性はありません。
H16に適合する車種の代表例は、ダイハツ タントが挙げられます。LA60系からタントのフォグランプにH16が採用されています。それまではH8が使用されていました。
- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...