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ボンネット塗装はDIYできる?スプレーやカーボンシートを使う方法や施工費用・時間など
目次
ボンネットの塗装はなぜ傷む?
原因1:太陽光
太陽光に含まれる紫外線は、塗装を白く曇らせたり、クリアと呼ばれる塗装の保護膜を劣化させる原因になります。
原因2:洗車時の砂埃
洗車するとき、洗い流しが不十分な状態で車体を拭き上げてしまうと、残留した砂埃が塗装にこすりつけられて細かい傷となり、塗装が剥がれる原因になります。
原因3:雨水や雨染み
撥水効果を失ったボディが酸性物質を含む雨水にあたると、塗装が剥がれる原因になります。定期的にワックスやコーティングを施すなどの対策をしましょう。
また、乾ききっていない水滴に含まれた成分が紫外線と反応し、塗装を腐食させてしまうことがあります。
そのため、車体が濡れたままで放置することはできるだけ避けるようにしましょう。
原因4:鳥のフンや虫の死骸
鳥のフンにはとても強い酸性の消化液が含まれており、車の塗装に付着すると、その酸性の成分で塗装が変色・劣化します。
虫の死骸も太陽光の紫外線に当たることで酸を発生させることから、フンと同様に塗装を傷めます。
鳥のフンや虫の死骸を発見したら、除去するようにしましょう。
車のボンネットが塗装剥がれするのはなぜ?
車体前方の斜め上に向けて取り付けられるボンネットは、上空から降り注ぐ紫外線や鳥のフンに加えて、走行中の飛来物や風圧によってもダメージを受けやすい箇所です。
飛来物による衝撃力は自動車事故と同様に、飛来物の質量×速度の2乗で計算されます。高速度で走行するほど被害は大きくなるため、わずか数グラムの小さな小石や甲殻類の虫であっても、高速走行時は塗装を剥がすのに十分な破壊力です。
紫外線などで痛んだ部分に飛び石などがぶつかれば塗装はいとも簡単に剥がれてしまいます。また、高速度で接触した虫によってできたわずかな塗装剥がれをきっかけに、死骸から出た酸や降り注ぐ紫外線、走行時の風圧によって被害が拡大してしまう恐れもあります。
ボンネットの塗装を業者に依頼したときの費用・料金は?
一度ボンネットの塗装が色褪せると、自然に元に戻ることはありません。元の色味を取り戻すためには再度塗装を施す必要があります。
その際にプロの板金屋さんに依頼するケースが多いと思われますが、費用はどれくらいかかるのでしょうか。
塗装の費用と期間の目安
ただ塗りなおすだけなのか、新車同様の輝きを取り戻す塗装にしたいのかによって金額が異なってきます。
また、ボディカラーの作成に調合が必要な場合などでも値段は変動するので、業者の方とよく相談するようにしましょう。
ちなみに、車の大きさによって異なりますが、ボンネット1枚を塗装する場合の大体の目安としては、以下のようになります。
排気量2,000cc程度の車の大きさの場合
- 価格:30,000円~50,000円(税抜き)
- 期間:3日ほど(業者によって異なる)
排気量2,500cc以上の車の大きさの場合
- 価格:40,000~60,000円(税抜き)
- 期間:3日~4日(業者によって異なる)
プロに依頼するメリット
プロに塗装を依頼するメリットとして、色ムラなどの失敗をする心配がなく、綺麗に仕上げてもらえることが挙げられます。
絶対に失敗したくない方は、よほど自分の腕に自身がない限りはプロに依頼しましょう。
プロに依頼するデメリット
デメリットは、時間とお金がかかることです。塗装の面積や調合する色などで値段も変動するので、自分の車を安心して預けられる店を見つけるのも一苦労かもしれません。
自分でボンネットを塗装するのはアリ?
費用と期間の目安
自分で塗装をする場合、プロにお願いするよりも安く仕上がります。
- 価格:10,000~15,000円(税抜き)
- 期間:1日(作業のみ)
自分で塗装するメリット
好きな時間にでき、材料費以外にお金がかからないのが大きなメリットです。また、一度経験するとボンネット以外のバンパーやフェンダーといった箇所の塗装もできるようになります。
自分で塗装するデメリット
色が均一に塗られず、塗装にムラが出てしまったり、塗装した個所と本来の車体の色が微妙に合わないなどの失敗をする可能性が生じてきます。
いきなり本番を迎えるのではなく、何度か練習を行ってから取り掛かるのがよいでしょう。
ガレージ内での作業がおすすめ
綺麗に塗装しても、塗装した中にゴミや砂が入り込んでしまったら台無しなので、雨や風などに影響を受けないガレージや、風のないよく晴れた日などに作業することをおすすめします。
車のメンテナンスを行うレンタルガレージなどのサービスを行っているお店もありますので、そのような施設を調べて利用する方法もありです。
- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...