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ブラックアイスバーンとは?雪がなくても要注意!通常のアイスバーンより危険な理由
目次
ブラックアイスバーンを見極めるための注意点は?
道路に雪や氷がなくても気温が低い日に注意する
道路にうっすら粉雪が積もっていたり、明らかに固い氷があったりする場合は、いわゆるアイスバーン状態です。この路面状態は大抵のドライバーは細心の注意を払って運転するでしょう。
注意したいのは、道路に雪や固い氷が見当たらないのに寒い日です。夜~朝にかけて氷点下近くまで冷え込んだ日はブラックアイスバーンになっている可能性があります。天気予報で最低気温を確認しましょう。
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晴れて道路がキラキラしている昼間に注意する
道路に雪がない晴れた冬の日は油断してしまいがちです。しかし、道路が乾いていない(=黒い)シーズンは雪がなくても油断できません。
特に冷え込んだ天気のいい朝は、雪の降らない関東や関西でもブラックアイスバーンになっている可能性があります。
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路面の状態が見えにくい夜に注意する
夜間は昼間に溶けた雪が凍るのでブラックアイスバーンができやすいうえ、路面の状態も見えにくいので注意が必要です。
対策としては、次の項目で解説する「ブラックアイスバーンができやすいポイント」をおさえて運転することが大切です。
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橋やトンネルの出入り口などに注意する
橋の上、トンネルの出入り口、車通りの多いカーブなどは、通常のアイスバーンはもちろんブラックアイスバーンができやすくなります。
こうした場所を走行するときは、車の速度を落とすなど細心の注意を払いましょう。
何もないのに周りの車がゆっくり走っている道路に注意する
土地勘がない、運転に慣れていない人は、「何もないのに周りの車がやけにゆっくり走っているな」という冬の日は、不要な追い越しや加速をしないようにするのがよいでしょう。
ブラックアイスバーンの対策方法は?
急発進・急ブレーキ・急ハンドルをしない
雪道を走るうえでの鉄則とも言えます。「急」のつく操作は避け、タイヤのグリップを失わないように走ることが大切です。
速度を出しすぎない
スピードを出しているほど、ブレーキをかけてから車が完全停止するまでの距離は長くなります。滑りやすい冬の道路はさらに距離が長くなることを踏まえ、いつもより早めにブレーキを踏んで減速することも大切です。
ブレーキは浅く、何回かに分けて踏む
急ブレーキを踏んだときタイヤの回転がロックしてしまわないように、多くの車には「ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)」が搭載されています。タイヤの回転がロックしてしまうと、そのまま滑ってしまうためです。
滑りやすい路面では急ブレーキを踏まなくてもABSが作動しやすくなります。そのため安心して走ることができるのですが、日頃からブレーキを何回かに分けて踏む(ポンピングブレーキする)ことを習慣にしておくのもおすすめです。
早めのブレーキは余裕をもった減速ができますし、後続車にブレーキを促す効果もあります。
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滑ってしまったらブレーキを踏み続け、ハンドルを切らない
タイヤが滑り出してしまった場合は、慌てずにブレーキを踏み続けることが大切です。ABS搭載車はブレーキを踏んでいる足に強い反動がありますが、ABSが正常に作動している状態なので、そのままブレーキを踏み続けましょう。
前に障害物がない場合は、ハンドルは切らずに真っ直ぐに保ちます。体勢を立て直そうとハンドルを切ると、車がさらにコントロールを失いさらに危険が伴うことがあるためです。
今年の冬はブラックアイスバーンに気を付けよう!
通常のアイスバーンに比べて見分けにくいブラックアイスバーン。黒く濡れているような路面が見えたら、十分に注意をしながら運転することを忘れないようにしてください。
また、路面が見えなくなる夜はさらに注意が必要です。トンネルの前などのブラックアイスバーンができやすいスポットでは丁寧な運転を意識することが大切です。
雪があまり降らない地域でも、夜間や朝方に氷点下近くまで冷え込んだ場合はブラックアイスバーンになっていないか、路面を確認しましょう。
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- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...