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カーバッテリーの充電方法は?車用バッテリー充電器の使い方と注意点
カーバッテリーの充電方法はいくつかありますが、この記事では車用バッテリー充電器を使う方法を中心に解説しています。
目次
カーバッテリーの充電が必要なときは?
バッテリーが上がってしまったとき
バッテリーが上がってしまったら応急処置で復旧させ、エンジンを止めずに1時間ほど走ってバッテリーを充電する必要があります。
特に冬場は気温が低いためバッテリーが上がりやすくなります。こまめに車のまわりを除雪して、バッテリー液の温度を下げすぎないようにしましょう。
バッテリー電圧低下の兆候があるとき
以下の兆候が見られる場合は、バッテリーの電圧が下がっている可能性があります。バッテリー上がりの原因になりますので、バッテリーを充電しましょう。
- エンジンをかけるときのモーター音が弱い、遅い
- パワーウィンドウの動きが遅くなった
- ヘッドライトが暗くなった
バッテリー電圧が12.6V以下のとき
バッテリー電圧を測定し、エンジン停止時の電圧が12.6V以下の場合はバッテリーが弱っていると考えられます。バッテリーを充電することはもちろんですが、バッテリー自体が寿命である可能性が高いです。バッテリー交換を検討しましょう。
自分でできるバッテリーの交換方法と寿命・交換時期の見きわめ方
カーバッテリーの充電方法
車を走らせる
普段から車を走らせていれば、カーバッテリーは自動的に充電されています。1週間に1回、50~60km/hで20~30分程度走行していれば、不足した電気を効率的に充電できます。
アイドリング状態でも充電は可能ですが、アイドリング中はエンジンの回転数が1,000回転以下になるため十分とはいえません。アイドリングでの充電はあくまで緊急時の対応策です。
3ヶ月以上エンジンをかけていない車は、バッテリーが上がっている可能性が高いです。
バッテリー充電器を使う
カー用品店などで購入できるバッテリー充電器(バッテリーチャージャー)を使って、カーバッテリーを充電できます。
バッテリーチャージャーの選び方や使い方はこちらの記事で詳しく解説しています。
車のバッテリー充電器おすすめ人気11選|選び方や使い方を解説
ディーラーや整備工場に依頼する
バッテリー充電器を使っての充電は、ディーラーや整備工場に依頼することもできます。バッテリー点検ののち、充電や交換など適切なメンテナンスを行ってくれます。
カーバッテリー充電器の使い方
車用バッテリー充電器はカー用品などで購入できます。充電する車の電圧にあったものを選びましょう。普通乗用車の場合は12V、トラックなどは24Vです。複数の電圧に対応した車用バッテリー充電器も販売されています。
過充電を防止するため、タイマー付きタイプの充電器がおすすめです
充電器の電源プラグはコンセントに挿し込んで使用しますので、近くにコンセントがある場所に車を移動しましょう。
カーバッテリー充電器 使い方手順
1.バッテリーを車から取り外す
バッテリーを車に積んだまま充電すると、車内の電子機器が故障するおそれがあります。また、万が一水素ガスの飛散や液漏れが起こった場合は、車に重大な影響を及ぼす可能性も。
充電時は、車からバッテリーを取り外しましょう。(以下の「バッテリー交換方法」の手順で、バッテリーを取り外すことができます)
自分でできるバッテリーの交換方法と寿命・交換時期の見きわめ方|サイズや規格はどこでわかる?
2.充電コードをバッテリーにつなぐ
バッテリー充電器の赤のコードをバッテリーの+端子に、黒のコードを-端子につなぎます。
3.充電器の電源を入れ、電圧・アンペア数を確認しタイマーをセット
バッテリー充電器のプラグをコンセントに挿し込み、電源を入れます。充電器の設定では、以下を確認してセットします。
- 電圧(V):充電する車の電圧
- アンペア数(A):バッテリーの容量
- 時間:充電する時間
複数の電圧やアンペア数に対応している場合は、必ず適正値にセットされているか確認しましょう。
4.充電終了時間になる、または充電量が90%を超えたら、充電器の電源を切る
タイマーをセットした場合は、時間になると自動的に充電がストップしますが、過充電を防止するために、バッテリー電圧と充電量はこまめに確認した方がよいでしょう。充電量が90%を超えたら充電をストップしてください。
充電が完了したら充電器の電源を切り、必ずコンセントからプラグを抜いてから、バッテリーにつないであるケーブルを外します。
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- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...