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高速道路のトンネルでライト点灯はなぜ?無灯火は交通違反の減点と罰金も!

高速道路のトンネル走行時はヘッドライトを点灯していますか?

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高速道路を走っていると、トンネルの入り口に「点灯」の看板を見かけることがあると思います。そんな時、普段あなたはどうしていますか?

  1. 必ずヘッドランプを点灯して進入する。
  2. ヘッドランプは点灯せず、スモールランプだけを点灯して進入する。
  3. トンネル内は照明が完備しているのだから、無灯火のまま進入する。

この3つの内のどれでしょうか。

「私の車はオートライト(自動点灯)」という方は意識しなくても大丈夫です。

もしオートライトが装備されていないなら、「必ずヘッドランプを点灯して進入する」ように心がけて下さい。また、オートライトを装備している車でもヘッドランプスイッチを「Auto」にしていない場合は、今日から「Auto」にしておきましょう。

※違反によって付く免許の点数は「加点」されていくものですが、便宜上「減点」という表現を使っている箇所があります。

夕暮れ時のライト点灯運動も

夜の道
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一般道路においても、夕暮れ時に早目のライト点灯を呼びかける運動も始まっています。

夕暮れ時に早目にライト点灯することは、自分の車が他車のドライバーから早目に気づいてもらうことが目的で、事故防止につながります。

ボディカラー別での夕暮れ時の視認率は、黒や赤といったダーク系の車体の方が低く、白やライトシルバー系のボディカラーの車の方が目立つという傾向にあります。

夕暮れ時やトンネル内で無灯火のまま走っている自分の車に、後続車が気づかず、突っ込んで来るのを避けるには、テールランプを点灯しておくのが正解です。

逆に自分の車が後方から追尾して、車間距離が縮まっている場合、前走車が後ろから接近するのに気づかず、不意に車線変更したりしてしない様に、ヘッドランプを点灯して接近を知らせる必要があります。

いずれにしても、「他車に自分の存在を認識させる」ことが大事なのです。

ヘッドライトを常時点灯させるオートライト機能が義務化

©shutterstock.com / Josfor

ダイヤル式ヘッドランプスイッチの場合は、Autoの位置にしておけば、周囲の明るさに応じて自動的に点灯し、消灯します。

ヘッドランプスイッチがレバーの頭を回すタイプは、丸い印の位置にAutoを普段から合わせておけば、周囲の明るさに応じて自動的に点灯し、消灯します。

現在、新車で販売されている車種では、夕暮れ時には周囲の明るさを感知して作動する「オートライト(自動点灯装置)」が義務化されています。

これは、普段からよほど暗くならない限りライトを点灯しない方や、周囲が明るい市街地で、点灯する事自体を忘れているのを防止するためです。

オートライトを搭載することで、周囲が明るさを完治して自動点灯し、他車から自分の車を認識してもらうことによって未然に事故を防ぐ役割を果たしてくれます。

高速道路のトンネルで無灯火が危険な理由

トンネル
©Goran Jakus/stock.adobe.com

高速道路のトンネル内での点灯は、ほかの別の意味もあります。

追い越し車線を走行中したままトンネルに入った際、左側の走行車線を走っている車が、追越車線を走る後続車に気づかずに追い越し車線に出て来ることを防止する効果も期待できます。

高速道路のトンネルでの停電対策は100%ではない

高速道路のトンネル内の照明も、停電などが原因で突然消灯する可能性があります。

高速道路では、延長200m以上のトンネルには「停電時用照明」が設置されており、停電時には瞬時に照明が回復するようになっています。

200m以下の長さのトンネルでは、停電用照明の設置が義務付けられていません。

高速道路の200m以下の長さのどのトンネルに停電用照明が付いているのか、いないのかを把握することは現実的ではありません。

停電用照明のないトンネルで停電が起きたらどうなる?

無灯火で高速走行している車は、何らかの原因でトンネル内の照明が消灯すれば、対応しきれずに事故を起こす危険性があります。

一見長く見えるトンネルでも、また明るい時間でも、無灯火で走らないことを心がけましょう。

高速道路のトンネルを無灯火で走ると交通違反の取締り対象?

無灯火走行が違反となるのは、基本的には夜間になります。

夜間の時間帯において、高速道路のトンネルで無灯火走行をした場合は取締対象となり、1点の違反点数と反則金が課されます。

車両等は、夜間(日没時から日出時までの時間をいう。[中略])道路にあるときは、政令で定めるところにより、前照灯、車幅灯、尾灯その他の灯火をつけなければならない。政令で定める場合においては、夜間以外の時間にあっても、同様とする

道路交通法 第52条

この場合の違反点数はどちらも1点。反則金は大型車が7,000円、普通車と二輪車が6,000円です。

夜間でも灯火が必要ないケース

高速道路 トンネル
イメージ
©Paylessimages/stock.adobe.com

夜間の時間帯であっても、トンネル内がじゅうぶん明るい場合は灯火は不要です。

「明るい」の定義としては、道路交通法 第18条で、以下のように定められています。

  • 高速自動車国道:前方200mが明るく見える
  • 自動車専用道路:前方200mが明るく見える
  • その他(一般道など):前方50mが明るく見える

車両等は、法第五十二条第一項前段の規定により、夜間、道路を通行するとき(高速自動車国道及び自動車専用道路においては前方二百メートル、その他の道路においては前方五十メートルまで明りように見える程度に照明が行われているトンネルを通行する場合を除く。)は、次の各号に掲げる区分に従い、それぞれ当該各号に定める灯火をつけなければならない。

道路交通法施行令 第18条 道路にある場合の灯火

昼間でも灯火が必要なケースもあるので注意

一方で、時間帯に限らず灯火しなければいけない場合があります。

トンネルや濃霧がかかっている場所では、視界が50m(高速道路と自動車専用道路では200m)以下の場合、昼間でも灯火を点けなければいけません。

これは道路交通法 第19条によって定められています。

法第五十二条第一項後段の政令で定める場合は、トンネルの中、濃霧がかかつている場所その他の場所で、視界が高速自動車国道及び自動車専用道路においては二百メートル、その他の道路においては五十メートル以下であるような暗い場所を通行する場合及び当該場所に停車し、又は駐車している場合とする。

道路交通法施行令 第19条 夜間以外の時間で灯火をつけなければならない場合

無灯火の罰金(反則金)

トンネル内ライト点灯は防衛運転と緊急時対応に

トンネルに進入するときは普段からライトを点灯させて、自分の存在を他のクルマに気づかせる必要があります。

周囲が薄暗くなって来ても、ランプを点灯するのを忘れることもあるので、常時点灯するのがおすすめ。現に近年の車種にはオートライトが義務付けられています。

延長200m以上の高速道路のトンネルは、停電があっても即回復するように対策されていますが、トンネル内走行時のライト点灯は、トンネル内を明るくすることが第一の目的でない、ということを念頭に置きましょう。

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新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...
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