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強化クラッチのメリットは?寿命や交換時期
強化クラッチを装着するのにかかる費用
強化クラッチの部品代
チューニングパーツということもあり強化クラッチの部品代は安くはありません。クラッチディスク、クラッチカバー、レリーズベアリング、フライホイールの価格帯をまとめると次のようになります。
クラッチディスクとクラッチカバーの2つを交換した場合で50,000円近くの費用です。
クラッチディスク(カッパー) | 20,000円〜 |
メタルクラッチ | 25,000円〜 |
クラッチカバー | 20,000円〜 |
レリーズベアリング | 10,000円〜 |
フライホイール | 46,000円〜 |
強化クラッチの部品代は単品での購入あるいはセットでの購入で価格が変化します。
というのも、強化クラッチを組む際にはクラッチディスク / クラッチカバー / レリーズベアリングまとめての交換をメーカーが推奨しているからです。
単品売りしかしていないケースもありますが、セットで購入するとお得になるに販売しているメーカーもありますし、最初からセットでまとめて販売されている製品も。
取り付けに掛かる工賃
整備業者ごとに若干の差はあるとしても、クラッチの脱着に掛かる工賃は30,000円以上が相場と考えて良いでしょう。FR車のクラッチ交換が最も安く、反対に4WD車のクラッチ交換は工賃が高額になる傾向のようです。
強化クラッチを製造・販売するメーカー
強化クラッチは、さまざまなメーカーから販売されています。自動車メーカーのモータースポーツブランド、各種モータースポーツ製品の製造・販売会社や駆動系パーツを専門に取り扱う会社(いわゆるアフターパーツメーカー)が多数です。ここでは強化クラッチの取扱があるメーカーを紹介します。
TRD
株式会社 トヨタカスタマイジング&ディベロップメントが事業として展開しているブランドです。本格的な競技専用部品をはじめ、アパレル製品やアクセサリーなどのグッズも販売しています。
CUSCO
モータースポーツ界隈では知らない人のいない老舗アフターパーツメーカーの1つです。株式会社キャロッセが展開しています。強化クラッチも多数販売する他、エンジンパーツやロールケージ、クロスミッションにLSDなど幅広い製品を取り扱っています。特に車高調をはじめとするサスペンション関連パーツが充実度が高いです。
NISMO
モータースポーツ事業を中心に市販車向けパーツ販売を行っている日産系のブランド会社です。強化クラッチ関連では、高出力エンジンに対応したスーパーカッパーミックスクラッチでよく知られています。
D SPORT
ダイハツ車のカスタムパーツやチューニングパーツを取り扱うメーカーです。黄色のイメージカラーと赤丸にDのイニシャルマークでお馴染み。現在のダイハツでスポーツ系と言えばコペンが真っ先に浮かびますが、キャストやミラ、ムーブなどさまざまな車種に対応した製品を展開しています。
OS技研
1973年創業の老舗チューニングパーツメーカーです。ストリート向けから各種モータースポーツ向けに製品を展開しています。中には0-400やドリフト車向けで700PSの対馬力性能を持つ強化クラッチも。
純正に比べて操作がシビアにある点もいくつかありますが、チューニングされた自動車にとって強化クラッチは有益なパーツの1つです。
クラッチの容量不足を感じた時や、これから愛車にチューニングを施したいと考えている方は、必要に応じて強化クラッチの導入も検討されてみてはいかがでしょうか。
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