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ダブルクラッチの意味とやり方!マニュアル車のノークラッチシフトチェンジとは?

ダブルクラッチって何?やり方は?

クラッチペダル 足元

ダブルクラッチとは、マニュアル車(MT車)のギアチェンジの際のクラッチを2回踏む操作のこととなります。

普通のクラッチ操作とダブルクラッチの操作のギアチェンジ手順を比較した方が理解しやすいでしょう。

普通のクラッチの操作手順

  1. クラッチを踏む
  2. ギアを変える
  3. クラッチを戻す(繋ぐ)

ダブルクラッチのやり方

  1. クラッチを踏む
  2. ギアをニュートラルに入れる
  3. クラッチを戻す(繋ぐ)
  4. アクセルを踏んで回転数を合わせる
  5. クラッチを踏む
  6. ギアを入れる
  7. クラッチを戻す(繋ぐ)

ダブルクラッチの方が通常のクラッチ操作よりも複雑な手順になります。

下記の参考動画は、古い車ですが、ダブルクラッチのやり方がとてもよくわかります。

ダブルクラッチの意味とは?

クラッチ イメージ画像

ダブルクラッチの意味は、自動車の歴史とも深く関わってきます。本来の意味と、現在でのダブルクラッチの意味は異なる背景があります。

順に解説しますが、まずは、エンジンとクラッチとトランスミッションの機構的な意味合いを理解された方がより面白くなると思いますので、先にこの点をご紹介します。

クラッチの機構的な意味解説

クラッチの存在意味は、上の略図で示されている通り、エンジンとタイヤの中間にあるスイッチとなっています。

仮にクラッチのない車があったとしたら、エンジンの回転力・駆動力を常にタイヤに伝え続けるため、エンジンを止めなければ車は相当に強力なブレーキがない限り止まることはできません。

自動車には必ずトランスミッション(変速機)があります。トランスミッションは、エンジンの回転数とタイヤの回転数を調節する目的意味があり、走る速度、必要なパワーに応じてギアを選択するものです。

当然ですが、トランスミッションはエンジンの回転力・駆動力がかかります。この力がトランスミッションを構成するギアに加わったままの状態では、ギアを変えることができません。

無理矢理ギアを変えようとすると、ギアとギアが不正に擦れ、異音の発生や、ギアの破損に繋がります。

そこで、エンジンとトランスミッションの間に、クラッチを介することによって、エンジンの回転力・駆動力をON・OFFするスイッチとなるのです。

クラッチについて、より詳しい解説を下記の記事でご紹介しています。
興味のある方は、ご覧ください。

昔の車は、すべてダブルクラッチで運転していた!?

日産 ブルーバード 510型
Ypy31 CC0 / CC0 1.0
出典 : https://ja.wikipedia.org/

ギアを変えるということと、エンジンの回転の関係

トランスミッションは、エンジンの回転数を変えるものです。従って、エンジンの回転数はタイヤの回転数とは異なります。エンジンの回転数を変えずにギアを変えると、タイヤの回転数が急に変わるため、大きなショックが発生します。

また、高速で回転するギア同士はタイミングをうまく合わせないとうまく変速できません。これをスムーズにするためには、エンジンの回転数をタイヤの回転数に合わせる必要があります。

昔の車のトランスミッションの構造

昔のトランスミッションは、ギアを変えるときのエンジンの回転数を、アクセルで調整してうまく合わせる必要がありました。そこで、ダブルクラッチの操作が必要になってくるのです。

ギアを変えるとき、一旦はギアをエンジンの回転から切り離し、アクセルで回転数を合わせてからギアを入れるのです。

昔の車には、次の項でご紹介する機構がなかったのです。

現在のトランスミッションの構造

現在のトランスミッションは、「フルシンクロメッシュトランスミッション」というタイプとなります。
“フル”でギアが“シンクロ”する、つまり、常に全てのギアが噛み合った状態(例えば5速MTでは、1〜5速のギアがすべて)の構造のトランスミッションで、変速時はスムーズに回転が合うような構造となっています。

この構造は「シンクロメッシュ機構」といい、ダブルクラッチ操作を不要にした画期的な仕組みなのです。

因みに、冒頭でご紹介したダブルクラッチの動画で登場する車は、シンクロメッシュ機構がない時代のものです。

今のマニュアル車にダブルクラッチは必要?

シフトレバー シフトチェンジ

前項では、昔のトランスミッションの機構ではダブルクラッチが必要で、今の車には必要がない、とご紹介しました。

そこで、「今の車に、ダブルクラッチは必要?」という疑問が出てきます。

賛否両論あるダブルクラッチ

今の車はすべて、フルシンクロメッシュトランスミッションだからダブルクラッチは必要ない、という意見と、走行条件によっては効果的、スポーツ走行には必要、という意見に分かれているようです。

ダブルクラッチが必要なわけは?

ダブルクラッチの操作では、ギアを変える時、一旦、ニュートラルにしてクラッチを繋ぎます。このとき、ニュートラルではありますが、エンジンの回転力・駆動力はトランスミッションには伝わっています。

そこで、エンジンの回転数を次の入れたいギアの回転数(速度)に合わせてあげることで、パワーをロスさせず、スムーズにギアチェンジします。

ギアを1段変えると、エンジンの回転数は、1,000rpm 程度変わります(ギア比によっても大きく変わる)。

通常走行では、シンクロメッシュ機構によって、回転数が変わることでの変速ショックを和らげてくれますが、タイムを競うような場合では、ダブルクラッチでこの回転数差を調節し速く走れるようにするのです。ダブルクラッチは、プロのレーサーも使っています。

ダブルクラッチは、プロのレーサーも使っています。

ダブルクラッチ不要論

トランスミッションの性能が向上している背景や、クラッチ操作ではなくアクセルワークでギアを変えるやりか方をするなどで、ダブルクラッチを不要とするレーサーもいます。

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この記事の執筆者
MOBY編集部

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