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ホイールのガリ傷修理にかかる料金はどのくらい?DIY費用と業者料金を比較!
目次
やっかいなホイールのガリ傷が簡単DIYで修理とリペアが可能?
愛車を運転していて、うっかり路肩の縁石などにぶつけてしまい、ホイールに「ガリ傷」をつくってしまったという経験がある人は意外と多いはずです。
愛車の見た目を気にしない人であればガリ傷は問題になりませんが、愛車の見た目が好きで乗っている人にとっては、ホイールのちょっとした傷でも我慢ならないはずです。
しかし、ガリ傷の修理を専門業者に頼むとなると、愛車を一時的に預けなければならない上に、たとえ小さなガリ傷であったとしても修理費用が高くついてしまう可能性があります。
お金をかけずに自分で修理するという方法もありますが、必要な道具や手順が分からなければ、どうすることもできません。
ホイールのガリ傷修理にかかる料金はどのくらい?
ホイールのガリ傷修理はホイールの種類にもよるので一概には言えませんが、ホイール1本あたり2万円以上というのが相場と考えて良いでしょう。
ホイールによってはそもそも修理を断られるケースもあります。アルミホイールの修理を専門とする業者のホームページには価格リストが掲載されていますが、実物を持ち込むあるいはメールで写真を送るなどしたうえで価格が決まると理解しておくのが良さそうです。
小さいホイールと大きいホイールで比べれば当然、大径ホイールのほうが修理費用も高い傾向にあります。また、ダイヤモンドカットなどの加工が施されたホイールは非施工のものと比べてリペア費用も高いです。
①オートバックスでホイールのガリ傷を修理する場合
オートバックスはホイールのガリ傷修理サービス(有料)を行っているようです。ホームページ上では価格を確認できないので、検討されている方は持ち込み予定先の店舗にお問合せされることをおすすめします。
②カーコンビニ倶楽部でホイールのガリ傷を修理する場合
カーコンビニ倶楽部はアルミホイール修理サービスを提供しています。価格は「要問い合わせ」となっています。
出典:カーコンビニクラブ
③ディーラーでホイールのガリ傷を修理する場合
ディーラーへガリ傷をつけてしまったホイールを持ち込み修理依頼をしたとしても、ディーラーは自社で修理するのではなくホイールリペアを行う業者へ外注するケースが多いようです。
場合によっては修理するよりも新品ホイールを購入するほうが安く済む可能性もあるので、検討する場合には傷のついたホイールをディーラーへ持ち込んで一度相談されることをおすすめします。
ホイールのガリ傷を修理をDIYで行うとき、かかる費用はどのくらい?
ホイールのガリ傷をDIYで修理する場合、アルミパテで削れた部分を埋めてから紙やすり等で削って整えるのが一般的です。
一般的なアルミパテは約1,300円で販売されています。流通経路によってはさらに安く購入することもできるでしょう。
アルミパテ自体は特別価格の高いものではありませんが、修理にあたってホイールやタイヤのマスキングやパーツクリーナー等を使った脱脂作業、余剰のパテを削って形を整える仕上げるのに便利な研磨パッド等に費用がかかります。
ホイールのガリ傷修理DIYに必要な道具は?
ホイールのガリ傷を自分で修理するにあたって、道具と材料を揃える必要があります。
一般的なアルミホイールのガリ傷を修理する方法について解説していくので、以下の項を参考に必要な道具をそろえておきましょう。
必要な道具は、カーショップやホームセンター、インターネット通販などで購入可能です。
アルミホイールのガリ傷修理に必要な道具1:ホイールクリーナー
ガリ傷修理の前には、ホイールクリーナーを使用してホイールをきれいにしておきましょう。ホイールを傷つけず、鉄粉除去成分が配合されている商品がおすすめです。
アルミホイールのガリ傷修理に必要な道具2:ホイールスポンジ
ホイールクリーナーを使用するには、ホイールスポンジも必要です。
アルミホイールのガリ傷修理に必要な道具3:マスキングテープ
マスキングテープは、塗料やパテが関係ない場所に付着するのを防ぐために使用します。
アルミホイールのガリ傷修理に必要な道具4:耐水ペーパー
Bigman(ビッグマン) 耐水ペーパーミニセット#400 #1000 #1500 #2000 #3000 各6枚 30枚入り 紙ヤスリ BYR-27
耐水ペーパー(紙ヤスリ)はガリ傷の表面をならすのに使います。目は400番から2000番まで揃えておくといいでしょう。
アルミホイールのガリ傷修理に必要な道具5:脱脂剤
脱脂剤はホイール表面の油分を取り除き、パテや塗料の乗りを良くします。
アルミホイールのガリ傷修理に必要な道具6:アルミパテ
アルミホイールのガリ傷を埋めるには、専用のアルミパテが必要です。
アルミホイールのガリ傷修理に必要な道具7:パテヘラ
アルミパテを塗りつけるために、パテヘラも必要です。
アルミホイールのガリ傷修理に必要な道具8:ホイールペイント
アルミパテをガリ傷に盛った後、周りと色を合わせるために、ホイール用のペイント剤が必要です。
ほとんどの場合はシルバーで大丈夫ですが、ホイールの色に合わせて選ぶようにしましょう。
ホイールのガリ傷のDIY修理&リペアの方法4ステップ!
ガリ傷の修理に適した天気
ガリ傷の修理は、よく晴れた天気のいい日に行うようにしましょう。雨の日だと塗料やパテの乗りが悪くなり、乾燥にも時間がかかるという問題があります。
ガリ傷の修理&リペアの4ステップ
ステップ1:ホイールの洗浄
ホイールのガリ傷を修理する前に、まずホイールをきれいにしましょう。ホイールクリーナーとホイールスポンジを使用して、ブレーキダストなどの汚れを落とします。
ステップ2:ホイールの表面処理
ホイールをしっかり洗浄して水分を拭き取った後は、マスキングテープをガリ傷の周囲に貼って、パテや塗料、粉塵が付かないようにしましょう。
マスキングテープが貼れたらガリ傷の表面を耐水ペーパーで磨き、錆や塗膜を落とします。
ステップ3:ガリ傷にアルミパテを盛る
耐水ペーパーで磨いたガリ傷に脱脂剤を使用し、表面の油分をしっかり取り除きます。
その後、アルミパテの主剤と硬化剤をよく混ぜ、パテヘラを使用してガリ傷を埋めるようにアルミパテを塗り込みましょう。
パテの硬化には、気温20℃で4~5時間程度かかります。
ステップ4:パテの表面を整える 傷消し完了
アルミパテが十分に硬化したら、耐水ペーパーを使用して表面を整えていきます。
目の粗い400番の耐水ペーパーを使用して、パテの表面を大まかに削ったら、徐々に目を細かくして磨いていき、最後は2000番の耐水ペーパーを使用して滑らかに仕上げましょう。
見た目の問題がなければここで作業は終了ですが、補修個所と周囲の色味の違いが気になるのであれば、ホイールペイントの使用をおすすめします。
自己流DIY術は他にも……
2000円でホイールのガリ傷直し
棒ヤスリと耐水ペーパー、CRC5-56、ピカールだけという簡単DIY。(マスキングもしたほうが◎)
技術が高すぎる素人によるホイール磨き
ガリ傷だらけのBMWの純正ホイールを、鏡面になるまで磨く一部始終をご覧ください。
ガリ傷のDIY修理費用を業者料金と比較
ホイールのガリ傷の修理料金は業者によって違いますが、その相場は5,000円~30,000円程度(一本あたりの料金)だと言われています。
これがDIY修理となると、道具にかかる費用は5,000円程度で済む上に、4本のホイールを全部修理したとしても、パテの買い足しが必要になる以外はほとんど費用がかからないのです。
ホイールのガリ傷修理は自分でやって安く済ませるのもOK
ガリ傷を自分で修理してしまえば、業者に頼むよりもはるかに安く済ませられます。手先が器用な人であれば傷がつく前と見分けがつかないレベルのリペアもできるでしょう。
ただし、ホイールが激しく変形してしまうレベルの損傷をDIYで修理するのは無理があるので、傷の程度を確認して自分では無理だと思ったら信頼できる修理業者に頼むようにしてください。
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- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...