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オイルエレメントとは?交換方法や交換時期、費用など
オイルエレメントはオイルフィルターのこと

オイルエレメントは自動車のオイルフィルターのことで、単純にエレメントと呼ばれることもあります。
オイルエレメントには、車のエンジンルーム内にあるエンジンオイルをろ過して汚れ(スラッジ)を取り除くフィルターとしての役割があります。
オイルエレメントを交換しないとエンジンオイルをろ過できなくなり、エンジンの寿命を早めます。定期的な交換が必要です。
なぜエレメントと呼ばれているのか
エレメントとは本来、オイルフィルターの中には入っている「ろ過紙」を指す言葉です。そこから転じてオイルフィルター自身がオイルエレメント、さらに略してエレメントと呼ばれるようになりました。
オイルエレメントの交換時期

オイルエレメントは下記の条件のいずれかを満たしたタイミングで交換するのが無難です。
- オイル交換2回につき1回
- 1.5万km~3万kmほど走行した時
- 車の使用期間が1~2年経過した時
エンジンの性能やエンジンオイルの質、オイルエレメントの質などにより、適正な使用期間は変わってきます。
安いオイルエレメントの場合、中に入っているろ紙の折り曲げ数が少なかったり、質が悪かったりしてろ過能力が低いものもあります。純正品以外のオイルエレメントを使用する場合は、早めの交換を心掛けた方がいいかもしれません。
オイルエレメントの費用
オイルエレメントの純正品はおよそ1000円~1500円ほどで購入できます。安い社外オイルエレメントの場合は、300円ほどから購入できます。
ガソリンスタンドや車用品店で交換してもらう場合、オイルフィルターと工賃合わせて2000円~2500円、オイル交換や点検と合わせて6000円~10000円ほどです。車用品店で会員になれば割安になる場合があります。
オイルエレメントの交換方法
自分でやる場合
用意するもの
- 交換用オイルエレメント
- オイルフィルターレンチ
- 交換用ワッシャー
- 廃油を処理する箱
- 油ふき取り用のウエス(布)
交換手順
- 新聞紙や廃油処理箱を設置してオイル漏れの防止し環境準備
- オイルパンから、オイルエレメントの場所を探る
- レンチを使ってボルトを外す
- 取り付け部分に付いているオイルをウエスで拭き取る
- Oリング(輪ゴムのような部品)に古いオイルエレメントが付いていないか確認
- 新しいオイルエレメントを取り付ける
- Oリングが触れるところからレンチで締めていく
オイルエレメントを交換する際の注意点

- 暖気運転の後はオイルが熱くなっているので触らない
- オイル漏れ防止のため、ゴムパッキンの周囲に軽くオイルを塗る
- オイルフィルターの取り付け時に締めすぎない
- エンジンオイルを入れすぎない
- ジャッキアップしたまま下に潜り込まない
- どうしても潜る必要がある場合は車を固定する
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