更新
デフオイルとは?交換時期や交換方法、費用を解説!
デフオイルってなに?
デフオイルとは、ディファレンシャルに欠かせないオイルです。
ディファレンシャルとは、車がカーブを曲がるために必要なパーツです。
車がカーブを曲がる時、タイヤの内輪と外輪で回転に差が生じます。
デファレンシャルがこの回転差を調整してくれるため、車はスムーズにカーブを曲がることができます。
ディファレンシャルは、FF車やFR車には駆動輪一対に対し1つ、4WDは前後に1つずつ付いています。
センターデフにも付いているものもあります。
デフオイルは、ディファレンシャルを正常に動かすために欠かせません。
デフオイルの交換時期
デフオイルの交換時期は、一般的に約2年、または走行距離約50,000kmが目安とされています。
カーブが多い道を運転するのであれば、目安より早めの交換をおすすめします。
デフオイルはオイルの一種のため、酸化により劣化してしまいます。
デフオイルの交換を怠ってしまうと、燃費が悪くなったり、走行時に異音がします。
最悪な場合、重大な事故を引き起こす恐れがあります。
中古車はデフオイルが劣化している可能性が大きいです。
購入した際にはメンテナンスをしましょう。
デフオイルの交換方法
1.道具を揃えましょう
デフオイルの交換をする際に必要な道具が5点あります。
■車体を持ち上げるジャッキ
■廃油を入れるための容器
■サクションガン(オイルポンプ)
■ドレンと注入プラグを開けるヘキサゴンレンチ
■車種に適用する純正デフオイル
使いやすくリーズナブルなもので十分です。
デフオイルは車種によって適性が違うため、事前にご確認ください。
愛車の自動車メーカーの純正デフオイルをおすすめします。
2.デフオイルを温めましょう
交換する前に、デフオイルを温めるために10分ほど走行しましょう。
デフオイルは粘度が高いため、低温では抜くことが難しいからです。
特に寒い時期はデフオイルも冷えてしまっていて、温まりにくいです。
新しいデフオイルも容器をお湯に浸すなどして温めてください。
3.ジャッキで車体をあげましょう
デフオイルが温まったら、次にジャッキで車体をあげましょう。
ご自分が作業しやすい高さまで上げてください。
上げ終わりましたら、リジットラックなどを使用したり、輪止めをして車体を固定しましょう。
作業中に車が動いてしまうのを防ぐためにも、しっかり固定してください。
4.注入プラグを開けましょう
ヘキサゴンレンチで注入プラグを開けましょう。
注入プラグもドレンプラグも、かなりきつく締めてあります。
ドレンプラグを先に緩めても、注入プラグが開かないことを避けるために、注入プラグから開けるようにしてください。
5.デフオイルを抜きましょう
プラグを開けたら、デフオイルを抜きましょう。
抜き終わったら、サクションガンまたはオイルポンプを挿して新しいデフオイルを注入しましょう。
注入する際に、ホコリや砂など異物が入らないように注意してください。
故障の原因につながります。
注入口からオイルが溢れてきたら注入完了です!
車体を下げたら作業は終わりです。
お疲れ様でした!
デフオイルの交換費用
デフオイルの価格はピンキリで、安ければ1,000円、高ければ1万円もします。
また、デフオイルの交換をディーラーや整備工場にお願いした場合、工賃は一般的に2,000〜4,000円が相場といわれています。
デフオイルのメンテナンスを欠かさずに!
デフオイルの意味、交換時期や交換方法、費用をご紹介しました。
いかがでしたでしょうか。
デフオイルの交換をする際はくれぐれも気を付けて行ってください。
注入プラグがかたいため、力作業に慣れていない方は、お近くのディーラーなどプロにお任せしてくださいね。
安全で楽しいカーライフを送ってください!
おすすめの関連記事
効果絶大?パワステオイルの交換・補充方法や時期、費用から漏れの原因まで
実はもう必要ない?暖機運転の意味とメリットやデメリットとは?
- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...