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ブレーキホースとは?メッシュホースがおすすめ?交換時期と車検について解説!
ブレーキホースにはメッシュホースがおすすめ?
ブレーキホースに使用するホースは、ゴムホースよりもメッシュホースの方がおすすめ、といわれています。一体なぜメッシュホースがおすすめといわれているのでしょうか。
メッシュホースの構造
メッシュホースの構造は、テフロンチューブの周りをアルミもしくはステンレスで包み、それを編んだものになっています。
この造りは、ブレーキをかけたときに、ブレーキホースが膨張するのを防ぐ役割を果たしています。
こうすることで、ブレーキの遊びを少なくしており、効きをよくしているのです。これが、ゴムホースよりもメッシュホースの方がおすすめである、と言われる所以ということですね。
メッシュホースの種類
メッシュホースには、ステンレス製とアルミ製の二種類があります。
ステンレスメッシュホースはステンレスでできているため、錆び難くなっているというメリットがあります。また、アルミメッシュホースに比べて耐久性に優れています。これらのメリットから、価格は高価です。
アルミメッシュホースは、アルマイト処理によって内部まで酸化を進行させない働きを持っており、こちらも錆び難くなるような造りになっています。アルミでできているため、ステンレスメッシュホースに比べると耐久性は劣ります。
その分、ステンレスに比べると安価で軽いというメリットがあります。
メッシュホースのメリット・デメリット
メッシュホースのメリット
メッシュホースのメリットは、金属でできているため、ゴムホースに比べて耐久性が高いことです。
またブレーキホースが膨張することを防ぐため、ブレーキの利きをよりよくしています。
メッシュホースを使用すると、ブレーキペダルの踏み心地がかっちりするといわれています。
メッシュホースのデメリット
反面、メッシュホースのデメリットは、まずゴムホースに比べると高価なことです。
ゴムホースは1000円から2000円ほどで購入できますが、メッシュホースはピンキリですが、2000円から7000円ほどとなっています。
また、ゴムと違い、伸縮性がないため、破損する可能性が比較的高いです。
その他にも、ブレーキの利きをよくする分、それだけマスターシリンダーにも負担がかかる、などのデメリットもあります。
ゴムホースとメッシュホースはどちらがおすすめ?
結論としては、一般ドライバーならば比較的安価で破損する可能性がメッシュホースより低いゴムホースの方がおすすめです。
車好きで、フィーリングを求める場合には、メッシュホースの方がいいかもしれません。普通に車を運転するだけなら、ゴムホースの方がいいでしょう。
ブレーキホースの交換時期は?
ブレーキホースは、使い続けていると消耗します。消耗したブレーキホースを使い続けるのは危険です。
そのため、消耗したら交換するようにしましょう。具体的な交換時期は、5万km走行したとき、もしくは4年使用したときと言われています。
しかし、車の使用頻度などによって、前後することもあります。特に車を頻繁に使用する方は、この目安よりも早めに交換した方が良いでしょう。
ブレーキホースの車検について
ブレーキホースをメッシュホースに変えた際、稀に車検に通らないということがあります。
これは、メッシュホースがダメというわけではなく、メッシュホースが正しく取り付けられていないことが車検に通らない原因になっています。
特に自作のブレーキホースを取り付けたという場合は、車検に通らないことがあるようです。しっかり取り付けられていない場合は、整備工場などできちんと取り付けてもらいましょう。
また、ブレーキホースは自動車点検基準によって一年ごとに漏れがないか、損傷していないか、取り付け状態がどうなっているのかを調べるように定められています。
ブレーキホースのチェックは頻繁に!
ブレーキホースは、車にとても重要な部品なので、定期的にチェックし、状態が悪くなったらすぐに取り換えるようにしましょう。
取り換える際にも、なるべく質の高い製品を選び、自分で取り換えるよりプロに頼んでしっかりと取り換えてもらいましょう。日頃のメンテナンスを行い、楽しく安全なカーライフを送りましょう。
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- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...