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なぜ車中泊仕様の軽自動車も購入? 輸入キャンピングカーがあるのに。
キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です
私たちは、伊FIAT(フィアット)のDUCATO(デュカト)をベース車としているローラーチームLININGSTONE-KJ(リビングストーンKJ)という輸入キャンピングカーで、車旅を楽しんでいます。
さらにこのたび、軽自動車ベースの車中泊仕様車を購入しました。
買い替えではなく、増車です。
購入したのはどんな軽の車中泊仕様車なのか。
なぜ輸入キャンピングカーはそのままで、増車することにしたのか。
乗ってみて使ってみた感想はどうか。
大型の輸入キャンピングカーと比べつつ、あれこれインプレッションを紹介していきます!
増車した軽キャンパーってどんな車?
軽キャンパー(車中泊仕様車)と言っても、様々な装備と仕様があります。
今回購入したのは8ナンバー(キャンピングカーなどの特殊車両)ではなく、5ナンバー(いわゆる普通の乗用車)に位置付けされている、ライトなキャンプ仕様の軽キャンパーです。
規格上、ガスコンロなどの火器による調理器具やシンクが車検時登録時点で装備されていない車両となりますが、2名の就寝が可能なベッドやテーブルが装備されており、夫婦での車旅が可能です。
・車名:三菱 タウンボックスワゴン(スズキ エブリイワゴンのOEM):DS17W(2018年式)
・エンジン:DOHCインタークーラーターボ(R06A)
・駆動方式:4WD
・ボディータイプ:ハイルーフ(ステーションワゴン)
・サイズ:長さ=3.39m、幅=1.47m、高さ=1.91m
なぜ5ナンバー(乗用車)を選んだのか?
今回、8ナンバーのリビングストーンKJとは異なり、5ナンバーの車体を選択しました。
この車体を購入したいちばんの理由は“車高”。
サイドオーニング、ソーラーパネルなど、ルーフに付く装備もありません。見た目は普通の軽自動車。車高が1.91mです。
この車高が役立つシチュエーションが、高さ制限がある場所。
代表的なのは、立体(屋内)駐車場です。
立体駐車場の多くは、2.1m以下が車高の上限となっていますが、普段車旅に使っているリビングストーンKJの車高は約2.7m。
高さ制限のある所で、どうしても通行が難しい場合があります。
高さ制限を気にせず、車中泊やキャンプ、買い物などにも便利に使える車もあるといいと考えた結果、5ナンバーという選択になりました。
装備と仕様
今回の購入コンセプトは、ミニマル&セイフティーです。
「どこでも車中泊できる」、「車内で食事ができる」、「夜間は、明かりの中で楽しめる」、「寒い時に、必要な暖が取れる」、「加齢にともなう危険の回避」を基準に購入候補車を絞り込みました。
どこでも車中泊ができる
いろいろと検討した結果、快適に車中泊ができる内装として「ちょいCam梓」を選びました。
ちょいCamというのは、スズキのエブリイなどに装着できるベッドを中心とした後付けできる居住スペースの架装ユニット。
2人なら十分寝られるスペースがあるシンプルなレイアウトが特長です。
軽自動車に設置するだけで、どこでも夫婦2人での車中泊が楽しめます。
車内で食事ができる
車中泊の魅力は、車が移動できるプライベートスペースであることです。
寝られるだけでなくテーブルなど、食事ができる設備もやはり必要。
ちょいCam梓は、ベッドエリアにテーブルの設営が可能です。
ここで、観光地で地産地消にて仕入れた、食材を味わうことができます。
小さな空間ですが、プライベート空間で味わう食事は最高です。
まさに、ミニマルな別荘です。
夫婦だけの車旅には最適です。
夜間は、明かりの中で楽しめる
就寝する前のひと時は、読書をするにしても映画鑑賞をするにしても、明かりが要りますよね。
しかし、屋根の上にソーラーパネルなどを装備すると、屋内駐車場に入れなくなる恐れが出てきます。
そこで思いついたのが、キャンプ用のLEDランタン。
これが意外と使えるんです。
夜寝る前に車内で過ごすのは、多めに見積ってもPM6時〜AM2時頃までではないでしょうか。
時間にすると約8時間です。
選んだランタンは、最大光量でも8時間点灯可能。
これがあれば、サブバッテリーにて照明に給電する必要がないため、大掛かりな給電システムが不要となるメリットがあります。
Prism(プリズム)充電式モバイルLEDランタン CLAYMORE(クレイモア)3FACE(スリーフェイス)mini CLF-500MG モ…
寒い時に、必要な暖が取れる
リビングストーンKJにはFFヒーターが付いているので、問題なく暖がとれます。
今回購入した軽キャンパーでは暖房をどうしようかと考えた末、思いついたのがDRIMOのライター各位も使用しているポータブル電源の利用です。
この電力を使って、寒い時は、電気ブランケット(電気毛布)で暖を取ることにしました。
使ってみたところ軽キャンパーは狭いので、電気ブランケットだけでも十分なことがわかりました。
私が使っているブランケットは50℃まで設定できるので、とても暖かくてコタツ気分でとても快適です。
また、低消費電力なので、寒い夜でも長時間暖かさが継続します。
加齢にともなう運転時の危険回避
昨今のニュースを見ても、加齢にともなう事故が多くなっているようです。
その多くがアクセルとブレーキペダルの踏み間違いによるもの。
車中泊にメインで乗っているリビングストーンKJには、踏み間違えや衝突追突安全などが装備されていません。
増車するなら、万が一のときをサポートする機能が装備されている車がいいと考えました。
購入した三菱 タウンボックスワゴンには、低速時の注意力散漫による追突防止やペダルの踏み間違え防止機能が付いています。
その他のありがたい装備
イージークロージャー
私はよくオートキャンプ場を利用します。
その際、特に夜間はスライドドアの開閉には気を使います。
リビングストーンKJは手動式のスライドドアのため、夜間にドアを閉める際に、“バタン”とけっこう大きな音がします。
今回の車両は手動開閉時においても、イージークロージャーが装備されているため、夜間でも静かにスライドドアを開閉することが可能です。
キャンプ場でも車中泊をするのであれば、ほかの人の迷惑にならず、ありがたい装備です。
シートヒーター
軽自動車のあるあるです。
エンジンの排気量が660ccととても小さいので、、特に寒冷地の冬季は暖房が効きにくいことがあります。
そこで役立つのがシートヒーター。
これがあれば、暖房がすぐ効かなくてもシート内の電熱ヒーターにて数分で体がポカポカになります。
リビングストーンKJにも装備されており、とても重宝していました。
今回の車両にも装備されております。
オートステップ
キャンピングカーでは標準的な装備の一つですが、軽キャンパー(乗用車)では珍しいのではないでしょうか。
今回購入した三菱 タウンボックスワゴンのGスペシャルには装備されております。
これは、日本の道路事情に合わせて、歩道側に設置されているため、ともて使い勝手が良いです。
特に高齢者を乗せる機会がある私には、とてもありがたいです。
車道側ではなく、歩道側から楽に乗車が可能であるため、送迎に使う際に安全が確保できて助かります。
ウィンドウシェード
これは、ずっと以前にトヨタのノアとハイエースのキャンピングカーを所有していたときから使っていた装備です。
プライバシー確保は元より、ウィンドウからの冷気を遮るとこができて秋冬の断熱にも役立ちます。
今回も、ウィンドウ全面をカバーするシェードを購入しました。
極寒のマイナスの気温でなければ、これを貼るだけで車内の暖かさが違います。
エブリィバン DA17V [年式:H27.02~現行] マルチシェード (シルバー/グレー, フロント【デュアルカメラ】)
ドライブレコーダー前後
ドライブレコーダー(ドラレコ)も今や必須装備の一つです。
昨今、車線変更時などに煽り運転トラブルが多々発生しております。
安全運転を心がけていても、煽り運転の被害にあわないとは言い切れません。
万一の際に記録を残すことが大切です。
前方だけでなく後方も常時記録されているとより安心できます。
この装備は、購入時以外でも装着が可能ですので、まだ付けていない方はぜひ早めの導入をおすすめめします。
まとめ
今回は、軽キャンパーを増車したいきさつと愛車紹介をさせていただきました。
軽キャンパーにも様々な仕様があります。
私が選んだのは、高さ制限がある場所での使用を想定して普段使いができるモデルでした。
本文ではくわしく紹介しませんでしたが、エンジンがターボ付きとなっております。
燃費と走り、どちらを優先するのか悩みどころでしたが、走りの余裕を優先しました。
今現在、どんな道でも余裕でこなせるターボエンジンを選んだことで、高速道路や山道なども快適に走ることができ、正解だったと思っています。
ちなみに燃費は12Km/L程度で、軽自動車としてはなかなきびしいエコ度合いです。
今後、2台持ちで感じたメリットやDIYなどについても、紹介して行きたいと思います。
読者の皆様の楽しいキャンピングカー生活の参考にしていただければ幸いです。
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ライター:ささき夫婦
キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信!
- 執筆者プロフィール
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