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車中泊仕様のバンはどうやって収納してる?車内の荷物を整理してみた
キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です
みなさんこんにちは。
車中泊で日本一周している夫婦「とおるんよしみん」の妻、よしみんです。
家を引き払ってもう300日以上、ずっと車旅を続けています。
時々車内を掃除することがありますが、バンは家とは違いスペースが限られているため、物を収納するには注意すべきポイントがあります。
ではどこへどのように収納しているのか? そこで今回は、私たちの車内収納テクニックをご紹介します。
車中泊仕様の車に何を保管しているのか?
私たちは家を引き払って車旅をしているため、ほぼ家中の荷物がバンに載っており、とにかく荷物が多いのです。
衣類は夏服と冬服があり、靴も数足履いています。
また車内で料理をするのでフライパンやカセットコンロ・やかんなどの調理器具から、醤油にみりん・塩コショウなどの調味料も多種多彩。そしてティッシュやシャンプーなどの日用品も、たくさん取り揃えています。
家との大きな違いは、物品のストックがほぼないことですね。
車内は収納スペースが限られておりストックは無理、ティッシュなどは消費したらその都度買うようにしています。そうすることで無駄な買い物を減らし、必要な物を必要な時に購入する習慣が身に付きました。
家に住んでいた頃は、食品も安売り時についつい予備まで買ってしまい、食べようとしたら賞味期限切れだったこともしばしば。見直せてよかったと今思います。
車内の収納方法をご紹介!
私たち夫婦は、車という限られた生活空間を工夫しています。
収納スペースは主に、天井とベッド下の2ヶ所です!
天井収納
天井の収納スペースは、イレクターパイプを利用して作りました。よく使用する物は取り出し簡単な天井スペースに、あまり使用しない物はベッド下スペースに収納しています。
とても丈夫な力作ですが、詰め込みすぎて一度壊れてしまったことが…。これを教訓に今は、なるべく軽い物を収納するようにしています。
ベッド下
ベッド下は全部スペースとなっており、かなり多くの荷物を入れられます。
ただ板を取り外すには、少々手間が掛かります。なのでここには普段あまり使わないキャンプ道具や、季節ごとに着用しない衣服などを収納しています。
ベッド下の左側スペースには、このような平均台状の土台を2つ置き、上に板を置いただけの簡単な作りです!
ベッド下の右側スペースは扉を取り付け開閉できるようにし、頻繁に使う物を入れています。
車内に収納する時のポイント
収納ボックスを使用する
ボックスごとに物品を分けて収納すると、いざ必要な時に探すこともありません。
主に使用するのは、IKEAや無印良品に100均ショップの製品です。
ベッド下にはIKEAと100均ショップのボックスを、天井には無印良品のボックスを置いています。
棚や床下収納は、このボックスの大きさに合わせてDIYしたのでボックスごとピッタリ収納できます。
調味料は1つのボックスにまとめてあり、取り出せばたくさん揃っています。料理の時にはとても便利ですよ♪他にも日用品や、調理器具など、ボックスごとに分かれています。
そして日本各地で「ウエディングドレス」を着て撮影しているため、こちらもコンパクトに押し込んでいます。笑
圧縮袋
ダウンジャケットや羽毛布団などは、圧縮袋でとてもコンパクトに収納できます。
夏物も冬物も収納しているため大荷物になりますが、圧縮袋を使えば簡単に小さくなりますよ。
袋によっては掃除機で空気を抜くタイプもありますが、私たちは掃除機を載せていないので、手で簡単に空気が抜けるタイプを使用しています。
圧縮袋は何度も使えて便利。暖かい春になれば冬物を小さくまとめ、お陰でたくさんの荷物が収納できています。
S字フック
こちらには靴やほうき、ランタンなどを掛けています。
靴は泥が付くため、床に適当に置くと汚れてしまいます。そこでS字フックはおすすめ!毎日履くとあって取り出しも簡単!
またほうきやランタンは普段使用しませんが、たまに使いたければこれも取り出し簡単。ベッド下に片付けると出すのが大変で、掃除も後回しになってしまうので、使いたいときにパッと取れるS字フックはとても便利です。
磁石を使用する
私たちが生活する日産キャラバンの車内は、金属部分がほとんど剥き出し。その為、あちらこちらに磁石を使っています。
車種によって金属部分はかなり限られますが、もしスペースがあれば磁石はとても便利。ぜひ使ってみて欲しいアイテムです!
私たちは「フック付き磁石」に、さまざまな物を掛けています。例えばティッシュ!
以前は適当に片付けていたため、いざ使おうという時にどこへ置いたか分からなくなっていましたが、フック付き磁石に出会ってからは探す必要がなくなりました。
コンパクトになるものを選ぶ
例えばお皿でもコンパクトになるものを選んでいます。
私たちが使用するのはアウトドア用品メーカー「SEA TO SUMMIT」の製品です。折り畳める上に薄くなるので便利ですよ♪
また鍋フライパンセットは「ティファール」の製品で、取っ手を外せば重ねて収納可能。とてもコンパクトになります!
100均ショップなどでも折り畳み式製品は販売されており、車内の収納スペースが少ないという方にはおすすめ!
掃除して気づいた。いらないものを発見!バンライフには不向きなもの
家に住んでいた頃はよく使用していましたが、バンライフでは「向かない」物もあります。
まずはシワになりやすい衣服。
家ではハンガーに掛けて置けた洋服も、今は衣装ケースに収納しているので、かなりシワが付いてしまいます。
そのためシワが付きにくい、またはシワが分かりにくい服のみを選び、そうでないものは処分しました。
また車に載せている衣服の量はあまり多くありません。同じものを何度も着ることで破れてしまったり、洗濯を繰り返すので色が落ちたりします。
そのため少し古くなった衣服は、思い切って処分するようにしています。たまには捨てることも大切ですね♪
また、バンライフにあまり向かない靴も発見しました。
車には玄関がありません。ゆっくり座って靴を履けないので、紐を結ぶ靴はなかなか使いづらいです。
面倒くさがりな私はいつも靴紐を結ばずに、そのまま脱ぎ履きすることも多く、脱ぎ履きに手間がかかる靴は、バンライフではなかなか履きません。
すぐ簡単に履ける靴を選んだ結果、不要な靴がなくなりました。
家では便利で頻繁に使っていても、車内では不便な物はたくさんあります。これは車内で使えるのか?を考えて選ぶことがポイントですね!
車内の掃除、収納する時に気をつけること
車内という限られた空間でどんな物を、どこにどう収納するか? についてお話ししました。
ポイントは4つ!
- 圧縮袋や、折り畳み可能な物を使用してコンパクトにする
- S字フックや磁石を設置し、引っ掛けて収納する
- 収納ボックス別に、物の種類を分けて収納する
- バンライフで使いにくい物は、車内に載せない
収納がうまくいかないと狭く感じてしまいます。でも夫婦でいろいろ工夫し、1年中使える2人分の生活品をキャラバンに載せることができました!
快適な車中泊をするためには、掃除と収納をしっかりしましょうね!
ライター: よしみん
キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信!
- 執筆者プロフィール
- 車旅情報Webマガジン「DRIMO」
- キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジンです(https://news.drimo.jp/)。実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるラ...