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トヨタ ヤリスが一部改良を予定!1.5LのCVTにMTモード追加など
トヨタ ヤリスが一部改良を予定
トヨタの主力コンパクトカー「ヤリス」が2022年内に予定している一部改良について、詳細な内容をトヨタディーラーへの取材によって入手しました。
今回はどちらかというとは廃止されるものの割合が多め。取材したディーラーによると、廃止されるものはほとんどが不人気によるものとのことです。それでは一部改良の内容を詳しくお伝えします。
性能・機能面における変更点
一部改良後のヤリスは車外騒音フェーズ2と排ガス規制をクリアするほか、全グレードにおいてドアトリムの質感を向上。ガソリンの1.5Lモデルがシーケンシャルシフト化し、CVTながらMT(マニュアル)らしい操作感が与えられます。
さらに、カップカーを除く全グレードで「自動防眩インナーミラー(ドラレコ機能付き)」をメーカーオプション設定。これは今後ハリアーに採用される「デジタルインナーミラー」の下位互換的な機能と思われます。
全グレード共通の変更点はここまで。各グレードで性能・機能面の変更点をお伝えします。
Zグレード
最上位グレードのZではステアリングヒーターが標準設定になります。
Xグレード
Xグレードでは「パノラミックビューモニター」のメーカーオプションが廃止されます。ハイブリッド仕様ではこれに加えて「アドバンスドパーク」も廃止に。
DA(ディスプレイオーディオ)レス仕様では「スマートエントリー」が標準設定になるようです。
2つのグレードを廃止
「X”Bパッケージ”」「G”KINTO ツーリングセレクション”」の2グレードが廃止されます。
X”Bパッケージ”は装備を簡略化した廉価グレードで、主にビジネス用車両としての用途を想定して設定されているモデル。同グレードは、ヤリス クロスの一部改良でも廃止される予定です。
KINTO ツーリングセレクションはトヨタのサブスクリプションサービス「KINTO」でのみ選択できるグレード。Gグレードをベースに、前後ブレースやショックアブソーバーといった専用装備を備えているほか、内外装をブラックカラーで統一したモデルでした。
内外装色の一部を入れ替え&廃止
内外装色では、入れ替えがおこなわれるものと廃止されるものがあります。新たに追加されるものはありません。
入れ替わるボディカラー
ボディカラーでは、既存カラー「ホワイトパールクリスタルシャイン(070)」が、「プラチナホワイトパールマイカ(089)」に替わります。
さらに、「シルバーメタリック(1F7)」が、「シルバーメタリック(1L0)」に変更。色の名称は同じですがカラーコードが異なるので、微妙に色味が変更されると思われます。
廃止されるボディカラー&内装色
全グレードで廃止されるボディカラーは「サーモテクトライムグリーン(6W7)」です。これはプリウスにも設定されている蛍光グリーンのようなボディカラーです。あとはグレードによって廃止されるものがあるので細かくお伝えしていきます。
Gグレードで内装色「トープ」を廃止
Gグレードのみに設定されている内装色「トープ」が廃止されます。上位グレードの「Z」に採用されている「クレアトープ」については引き続き選択できます。
X DAレス仕様でモノトーン以外のボディカラー廃止
「X DA(ディスプレオーディオ)レス仕様」において、今後は以下のボディカラーのみの設定となります。
- スーパーホワイト2
- プラチナホワイトパールマイカ
- シルバーメタリック
- ブラックマイカ
DAレス仕様はビジネス用車両としての利用を想定しているため、レッド系などの派手なボディカラーを廃止し、モノトーンのみを設定するようです。
3月に見積もり開始!生産は半年ほど遅れる見込み
一部改良後ヤリスの見積もりは2022年3月中旬から開始するとのことです。しかし、生産を開始するのは同年8月1日からになるといいます。最速でオーダーしても少なくとも半年弱は待つことになるでしょう。
とはいえ先日お伝えしたGRヤリスの新グレードは、同時期に見積もり開始し、生産開始は11月1日。これに比べると3ヶ月ほど早いです。
ちなみにクロスオーバーモデル「ヤリス クロス」のGRスポーツも8月頃に追加設定されます。
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- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...