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アメリカで売られたマークII?日本と海外で販売名が違う車たち・トヨタ編【推し車】
多少細部のデザインを変えた程度で基本的には同じ車でも、国によって商標やイメージ、語感、ターゲットとするユーザーなど、さまざまな理由で異なる車名とする場合があります。
最近はマツダやトヨタのように国際的に通用する車名へ統一している例も多いのですが、今回はちょっと前までのトヨタ車から、「日本と海外で車名が違った例」をいくつか紹介しましょう。
コロナ
海外名:ティアラ/カリーナII/カリーナE
トヨタ車としてはランドクルーザーやクラウンに続く対米輸出車だったコロナですが、最初に輸出した2代目コロナはクラウン(王冠)に次ぐ車として、王室や皇室の女性が着用する事の多い半冠を意味する「ティアラ」を名乗りました。
国内仕様に先んじてクラウン用の1.5Lエンジンを搭載、後にはさらに強力な1.9Lへ拡大した輸出専用車へ発展し、3代目からは日本と同じ「コロナ」を名乗って再出発しています。
また、ヨーロッパではカリーナの派生車種として、カリーナIIやカリーナEを名乗り、JTCC(全日本ツーリングカー選手権)で活躍したコロナも、元はBTCC(イギリスツーリングカー選手権)でカリーナEとして戦っていました。
- 最新「コロナ」中古車情報
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本日の在庫数 46台 平均価格 217万円 支払総額 59~990万円
マークII
海外名:クレシーダ
日本国内専用かと思いきや、意外にもマークIIは3代目から「クレシーダ」の名で海外生産と対米輸出が始まっており、「トヨタ」ブランドのフラッグシップモデルでした。
基本的には日本仕様のマークIIで、輸出/現地生産先によっては左ハンドル化して2.6〜3.0L級の大排気量エンジンを積み、さらに外観にチェイサーやクレスタのパーツが流用される事もあって、見た目が多少異なる場合もあります。
ただし、トヨタブランドには「安くてよく走る大衆車メーカー」というイメージが染みついており、年々高級化するのに高級車イメージのないクレシーダを売りにくくなった事も、高級車ブランド「レクサス」を設立するキッカケになりました。
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本日の在庫数 7台 平均価格 451万円 支払総額 394~555万円
カローラルミオン
海外名:サイオンxB(2代目)
カローラルミオンが発売された時、唐突に現れた四角い車がカローラを名乗るのが不思議だった人もいると思いますが、それもそのはず、実は北米だと2代目bB(サイオンxB)です。
2003年、レクサスやトヨタではカバーできない、クールでイケてる車が欲しい若いユーザー層向け新ブランド「サイオン」が誕生(2016年廃止)、日本の初代bBをサイオンxBとして売りましたが、初代ヴィッツがベースでは小さすぎたようです。
日本の2代目bBはパッソをベースに小さくなったのに対し、北米の2代目サイオンxBはカローラがベースの2.4L車となり、同じボディでも1.5〜1.8L級の日本版はカローラルミオンになりました。
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本日の在庫数 492台 平均価格 205万円 支払総額 50~473万円
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- 執筆者プロフィール
- 兵藤 忠彦
- 1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...