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「少しエッチなクルマ」など今復活したら売れそうな国産トールワゴンたち【推し車】

現在は軽自動車、コンパクトカーともに、「ハイルーフで後席両側スライドドア」が定石なトールワゴン&売れ筋で屋根が高いスーパーハイトワゴンですが、1990年代半ばから2000年代終わり頃までは、何が正解かわからないため、個性的な車種がたくさんありました。

その多くは現在市販されている車種に集約されて消えましたが、中には「このコンセプト、今でもイケるのでは?」と思う車もあり、今後の新型、あるいは既存車のモデルチェンジなどで、復活したら売れそうなモデルを何台か厳選してみます。

ホンダ S-MX(1996-2002)

少子高齢化対策のため、「走るベッド」出動せよ!

ホンダ S-MX

発売当時、「これは明らかに、夜に人気のない場所でアレに使うための車では?」と話題になり、プレリュードへ運転席から助手席を倒せるリクライニングレバーを装備した、ホンダのデートカー路線は健在なり!と喝采を浴びた車。

前後席ベンチシートを倒せば簡単にダブルベッドの出来上がり!という「欲望を隠そうともしない潔さ」と、本来の用途?以外でも実用性が高かったので、当時は結構売れました。

最新「S-MX」中古車情報
本日の在庫数 15台
平均価格 97万円
支払総額 58~150万円

トヨタ ラウム(1997-2011)

意外とトヨタに残る「穴」、カローラルミオンやポルテ後継も

トヨタ ラウム(2代目)

車種整理を進めるトヨタでも、先日モデルチェンジしたノアとヴォクシーのごとく、必要があれば作る姿勢は変わっておらず、需要があれば過去のコンセプト復活もありえます。

そこで注目したいのがラウムで、目立つ車ではありませんでしたが、後席スライドドア、しかも2代目はビルトインBピラー式で前席と合わせれば開口部は広大、屋根は低めで安定感があるセミトールワゴンというコンセプトは、現在でも十分に通用しそうです。

しかしトヨタはラウムもカローラルミオンも廃止して以降、後継車はなし。

ルーミーの上位モデルとして、カローラベースの「カローララウム」でも作れば、カローラシリーズの売上がまた伸びそうですが、どうでしょうか?

最新「ラウム」中古車情報
本日の在庫数 21台
平均価格 46万円
支払総額 28~120万円

日産 キューブ(1998-2020)

特徴的なデザインはそのままでスライドドア追加とe-POWER&EV化

日産 キューブ(2代目)

後席スライドドアを好まない通常のヒンジドア派ユーザーにとって、2008年からモデルチェンジせずに延々と売っていた3代目キューブは最後の砦でしたが、やはり少数派のためのモデルチェンジは日産の事情が許さなかったか、ついに2020年で廃止。

しかし、2代目/3代目キューブの「運転席から死角になりやすい斜め左後方が見やすい、前後非対称デザイン」と、キューブの名前どおりの箱型ボディは現在でも十分通用しそうで、ノートがベースなら、ジャパンタクシーに対抗したタクシー需要もイケるかも。

今やスライドドアは必須としても、何とかほぼそのままのデザインで、e-POWERやBEVの新型キューブを見てみたいものです。

最新「キューブ」中古車情報
本日の在庫数 1029台
平均価格 53万円
支払総額 18~172万円

※この記事内で使用している画像の著作者情報は、公開日時点のものです。

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執筆者プロフィール
兵藤 忠彦
兵藤 忠彦
1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...

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