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あのコペンの先輩も!一代きりで終わった名車たち(ダイハツ編)【推し車】
自動車には、モデルチェンジで何代にもわたり車名が続く定番車もあれば、コンセプトはそのままでもモデルチェンジで車名が変わる車、また後継車もなく消えていく一代限りの車もあります。
一代限りに終わる理由も「コンセプトが受け入れられなかった」「車名を変えてイメージチェンジが必要だった」などさまざまで、中には名車でも惜しまれつつ一代限りで終わる車、人気がなく一代限りで終わったものの、中古車人気で名車扱いの車も。
今回はそんな「一代限りで終わった名車」の中から、ダイハツ車を紹介します。
コンパーノ(1963年)
ダイハツ初の小型乗用車で、まだ一家に一台マイカー時代となる前。堅実にライトバンからスタートし、遅れてワゴンやベルリーナ(セダン)、スパイダー(オープンスポーツ)、ピックアップトラック、とラインナップを拡大しました。
ラダーフレームにボディを載せる構造は重量がかさむものの、ボディ形式を増やすのに便利です。国産車初の燃料噴射装置(機械式)を採用したエンジンなど先進的な面もあり、DOHCエンジンや軽量ボディを搭載するレーシングカー、P-3などの原型でもあります。
しかし1967年、事実上トヨタの傘下に入ると、競合する小型車のコンパーノはあえなく廃止決定。1970年に一代限りで生産を終えました。
- 最新「コンパーノ」中古車情報
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本日の在庫数 1台 平均価格 260万円 支払総額 260~260万円
リーザスパイダー(1991年)
贅沢なクルマづくりが可能だったバブル時代。オープンやガルウイングの派手な後輪駆動スポーツを作ったマツダ(オートザムAZ-1)、ホンダ(ビート)、スズキ(カプチーノ)に対し、既存車ベースFFオープンを作ったのがスバル(ヴィヴィオt-top)やダイハツです。
550cc時代からの軽スペシャリティカー。リーザの660ccターボ車をベースにルーフを大胆にカットし、リヤハッチも固定。ソフトトップ(幌)2シーターフルオープンカー化。
既にリーザ自体がモデル末期(1986年発売)だった事もあり、販売実績は振るわなかったものの、中古車市場では希少車として人気。クローズドボディ版より多く流通しています。
- 最新「リーザ」中古車情報
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本日の在庫数 1台 平均価格 82万円 支払総額 82~82万円
ソニカ(2006年)
軽スペシャリティカーの再来として発売。前席頭上からテールに向かってルーフが降りるように見える、低く構えたワイド&ロー的デザイン、ターボエンジン+CVTのみのラインナップ、レクサス車のフレーム設計を流用したシートなどの高品質内装も話題になりました。
前後長が長いキャビンは意外にもゆったりしており、シートが上質なため快適性も高いと後に中古車で人気が出ました。しかしユーザーが求めていたのは背が高いトールワゴンであり、新車販売は全くふるわず一代限りで終わりました。
当時はライバル他社も似たようなコンセプトで軽トールワゴン以外の可能性を試みていたものの、いずれも販売面ではパッとせず終わっています。
- 最新「ソニカ」中古車情報
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本日の在庫数 79台 平均価格 41万円 支払総額 15~87万円
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- 執筆者プロフィール
- 兵藤 忠彦
- 1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...