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社長とクルマ Vol.2 株式会社Mentally CEO西村創一朗「テスラは買った後も進化する」

ビジネスシーンの最前線を走り続けるリーダーと、企業経営という険しい道のりをともに歩んできた愛車たち。彼らにとって車とは、ただの通勤の足か、それとも夢そのものか。社長とクルマの素敵な関係を紐解く連載企画『社長とクルマ』。第2回のゲストは、株式会社Mentally代表取締役、西村創一朗(にしむらそういちろう)氏。また、特別インタビュアーに、モデルとして活躍する榎本凛(えのもとりん)をお招きしてお届け。

2022年4月11日更新:YouTubeにインタビュー動画をアップしました。この記事の最下部からご覧いただけます!

西村創一朗
株式会社Mentally代表取締役CEO。 大学卒業後、2011年リクルートキャリア(現リクルート)入社。会社員を続けながら2015年、株式会社HARESを設立。2017年1月に独立後は、複業研究家としてさまざまな企業で人事コンサルタントをおこなうほか、2018年3月末まで経産省の「人材力研究会」で最年少委員を務めた。著書に『副業の教科書』(2018年)。2021年10月、株式会社Mentallyを設立。

株式会社Mentally
2021年10月設立。「つらいが、わかる。つらいが、かわる。」をキーワードに、メンタルヘルスの問題解決行動のハードルを下げるべく、心の悩みを1対1で相談できるアプリ「mentally」の今春リリースを目指す。2022年2月1日にティザーサイトを公開するとともに先行登録を開始。NTTドコモ・ベンチャーズが提供する伴走型インキュベーションプログラム「/HuB(スラッシュハブ)」の第6期として採択される。
mentally公式ティザーサイト

榎本凛(えのもとりん)
モデル/タレント
1998年生まれ。京都府出身。
「森永乳業ピノ」の広告や 「TOPVALU」のアパレル モデルなど、モデルとして活躍中。
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苦しむ人たちに手を差し伸べられるサービスを

米永:まずは西村さんの経歴について簡単に教えてください。

西村:2017年1月にリクルートキャリア(現リクルート)を退職したのちに独立し、昨年10月にスタートアップ企業として株式会社Mentallyを創業しました。

米永:株式会社Mentallyではどんな事業をおこなっているのでしょうか?

西村:メンタルヘルスの支援をするアプリ「mentally(メンタリー)」のリリースに向けて、デザイナー、エンジニアとともに開発をおこなっているところです。mentallyでは、メンタルに苦しんでいたり、気持ちが落ち込んでいる人が、自分と同じ悩みを経験しそれを乗り越えてきた先輩たち、アプリ内では「メンター」と呼んでいるのですが、そのメンターにプロのカウンセラーに相談するよりも安い金額で、低いハードルで相談できるマッチングプラットフォームです。

米永:サービスを立ち上げるに至ったきっかけを教えてください。

西村:実は僕自身、独立してからメンタルダウンしてしまい働けなかった時期があったんです。本来すぐに病院に行くべきだった状態にも関わらず、ひとりで抱え込んでしまったために長引いてしまったのですが、それを見かねた起業家の知人が「同じ症状に苦しんで、それを乗り越えた先輩がいるから紹介するよ」と、相談できる先輩を繋いでくださって。その方には本当にありのままを話すことができたし、そこから病院へ行く一歩を踏み出すことができて回復することができた。サービスの裏には、そんな僕の原体験があります。

米永:いま西村さんと同じような経験をしている人が、病院やカウンセリングに行くよりも気軽に相談できるサービスということですね。

西村:そうですね。あのときは本当にしんどかったし、2度とあんな思いをしたくないとも思います。なので、同じように苦しむ人たちに手を差し伸べられるようなサービスになればと思い、意を決して会社を作り資金調達をしました。

テスラは購入後も進化するクルマ

米永:西村さんの現在の愛車について教えてください。

西村:3年前に納車してからずっと乗っている、テスラ モデルXです。これまでいろいろな車に乗ってきたんですが、圧倒的に偏愛してますね(笑)。

米永:モデルXは、かなり尖った車ですよね?

西村:だいぶ尖ってますよね(笑)。近所で乗っていても同じ車とすれ違うことはほとんどないです。

モデルXは、テスラが2016年9月に日本初公開したSUVタイプの電気自動車
ボディサイズは全長5,037×全幅2,070×全高1,680mm、車重は2,468kgと大柄ながら、高性能なバッテリーとモーターの組み合わせによりスーパーカーさながらの動力性能を誇る。乗車定員は7人。

米永:モデルXを選んだきっかけはなんだったのでしょうか?

西村:まだ会社員だったころ、テスラの創業者であるイーロン・マスク氏の本を読んだことがきっかけです。「火星に行く」という、無謀だと思われるような目標に向けて事業を作り続けてきた彼に対して起業家として尊敬の念を抱きました。2000年代を代表する起業家がジョブズだとしたら、2010年代を代表する起業家がイーロン・マスクだと。

榎本:そんなにすごい方なんですね。

西村:ただ、火星移住計画を立てたものの、どう計算しても火星に行けるころには地球は人類が住めない環境になってしまう。地球を延命させるためには、CO2排出量を減らさなければならない。そこで、ガソリン車をEVに置き換えれば、地球の延命ができると。そういうビジョンで電気自動車を作っているんだと。

米永:テスラがEVを開発する理由に心を打たれたと。

西村:とはいえものすごく高価なので、まさか自分が乗れる日が来るとは思ってもなかったのですが、まずは覗いてみようと青山のショールームに行って試乗したところ、それがもうあまりの体験で。ほかの車と比較してはいけないんじゃないかというくらい……それこそ、ガラケーとスマホほどの違いをモデルXに感じました。

内燃機関を搭載した自動車とは異なり、エンジン冷却のための風を取り入れる必要がないため、フロントグリルに穴があいていない。

米永:モデルXのどんなところに感動を覚えたのでしょうか?

西村:自動運転や巨大なタッチパネルはまさにスマートカーで、「これはすごい」と本当にワクワクしたと同時に、「でも高いしな」と(笑)。ただ、せっかくなのでと見積もりを出していただいたら、「オートローンを組めば、いまなら月々のお支払いがこれくらいで…」という話を聞いて「安くはないけど、乗れなくはないな」と(笑)。家に帰って、妻と相談して購入を決めました。

米永:購入後に感じたモデルXの良い点はありますか?

西村:テスラは、スマートフォンのようにアップデートされていくんですよ。デバイス(=車)はそのままでも、ソフトウェアが随時アップデートされていってどんどん使いやすくなっていくんです。

榎本:購入後も機能が変わるんですね!

西村:そうなんです。初めて試乗したときの感動が薄れるどころか、日に日に増していくというのは、なかなか味わえない体験ですよね。

米永:アップデートは頻繁にあるのでしょうか?

西村:バグの修正などのマイナーなものであれば、1、2ヶ月に1回ほど。ガラッとUIが変わるようなメジャーアップデートは半年か1年に1回くらいですね。

インパネに配置された17インチのタッチスクリーンでは、ナビゲーションや車両の様々な情報が確認できる。
運転席の頭部あたりまで伸びるフロントガラスは車内の採光と、前方視界の確保を助ける。

米永:モデルXはガソリンを一切使用しないEVですが、その点はいかがですか?

西村:ガソリン代をいっさい気にしなくなりました。それがいちばん大きいですね。

米永:充電にまつわる不便さなどはないのでしょうか。

西村:自宅に充電器がありますし、街にはデスティネーションチャージングも整備されているので気にならないですね。1番便利なのが、「スーパーチャージャー」という、テスラが公式で設置している超高速充電ステーションで、モデルXに乗り始めてからの密かな楽しみが、全国に設置されているスーパーチャージャーをめぐる「スーパーチャージャー行脚」です(笑)。家族で1週間かけて西日本旅行をしたときは、浜松、京都、岡山のスーパーチャージャーを乗り継いで15時間かけて島根まで行きました。スーパーチャージャーであれば30分〜1時間あればだいたい満タンになるので、お茶するのにちょうどいい時間ですね。

榎本:私は京都出身なんですが、京都にもあるんですね。

西村:地方にもしっかりバランスよく配置されているんですよ。この旅行の際、知り合いだった経営者のご家族とたまたま浜松サービスエリアの充電ステーションで遭遇して、しかも行き先も同じ京都だったので、ラスト1泊2日くらいは一緒に観光して帰ってきて、それ以来家族ぐるみの繋がりになりました。テスラに乗っていたからこその繋がりで、おもしろいですよね。

米永:モデルXといえば、「ファルコンウィングドア」と呼ばれる翼のように開く後席ドアも特徴ですが、使い勝手はいかがですか?

西村:すごく便利ですよ。特に雨が降っているときはドアが屋根になった状態で乗り込めるので、傘を閉めてから乗り込んでもまったく濡れないんです。

「ファルコンウィングドア」と呼ばれる跳ね上げ式の後席用ドアは、30cmの幅があれば開閉をおこなうことができるといい、左右の車との距離が近い狭い駐車スペースでも乗降が可能だ。

米永:愛車がご自身のお仕事に影響を与えてきたことはありますか?

西村:テスラは高速充電の利便性や自動運転、絶えずアップデートされるソフトウェアなど、自動車ビジネスの最先端を行くブランド。テスラがやってることをほかのビジネスに置き換えたらどんな体験が提供できるだろうか、というインスピレーションが得られることももちろんありますし、そんな最先端のテクノロジーを味わえるという理由から、テスラを選ぶ経営者の方も多くいらっしゃって、テスラが共通言語になって仲良くなれた経験も大いにあります。

テスラのように、一貫したブランドを

米永:西村さんの今後の目標についてお伺いできればと思います。

こうしてテスラからたくさんの刺激を受けてきたので、今度はアウトプットしていく番だと思っています。まずはいま手がけているmentallyを無事にリリースすること、そして皆さんに使っていただいて、「mentallyがあったからメンタルの苦しい時期を乗り越えられた」と言ってくださる人をひとりでも増やしていくことです。また、プロダクトの存在をお伝えできなかったら意味がないので、できるだけ多くの人に届けられるように認知拡大していくこと。まさにテスラのように、一貫したブランドを作っていくことに力を入れていこうと思っています。

米永:最後の質問です。ご自身がもし自動車メーカーの社長だったら、どんな車を作りたいですか?

これから自動運転が進化するにつれて車の在り方も変わり、単なる移動手段から、移動時間を楽しむデバイスになっていくと思うんです。たとえば助手席がワークスペースになっていたり、新幹線の座席みたいに、4人で向かい合って座って交流できたり。ひとりで働くという意味での「個ワーク」も、一緒に働くという意味での「Co-Work」もできる、移動式オフィスのような自動車を作ってみたいですね。


自身が独立後に経験したメンタルダウンの経験から、同じように苦しむ人々の力になるサービス「mentally」を開発しているという西村氏。愛車はテスラ モデルXだが、起業と車選び、どちらもキーワードに「サステナビリティ」があるという。自分たちの子供やその先の世代がが大人になったときにも住みよい地球であるために、少しでもできることがあるならと、普段から水筒を持ち歩いたり、自宅でコンポスト(生ごみや雑草などを処理してできる堆肥)を実践しているそうだ。

モデルXというチョイスはそんなライフスタイルの延長線上にあり、次世代の自動車文化を象徴しているように感じられた。

文・米永豪
写真・佐藤亮太

心の悩みを1対1で相談できるアプリ「mentally」公式ティザーサイトはこちら

【動画】西村創一朗×テスラ モデルX

掲載しきれなかったインタビュー内容は、ぜひ動画でご覧ください!

【社長とクルマシリーズ】第1回はコチラ!

執筆者プロフィール
GOH
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ファッションとクルマを得意ジャンルとする25才のフリーランス編集者/ライター。MOBY編集部在籍時はwebマーケティングから執筆、編集、取材ディレクションまで網羅的に担当した。現在はウェブメディアや雑誌など...
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