2020年11月19日更新

スズキハスラーの最新（2020年11月）リコール情報まとめ【対象車種と発生する恐れがある現象】

スズキハスラーの最新リコール情報

2020年11月20日、スズキはハスラーをはじめとする一部スズキ車と、OEM提供をしているマツダ車に不具合があったとし、国土交通省にリコールを届け出たことを発表しました。いずれも事故の発生には至っていないようです。

ハスラーがリコールの対象となっているのは2013年（平成25年）から2018年（平成30年）に生産されたモデル。対象となる方には、ダイレクトメールもしくはスズキ販売店等から案内がされるとのこと。これらの対応は2020年10月20日より随時行われるとのことです。

自身の所有する車が対象車両かどうかは、リコール等の対象車両検索で確認することができます。

自分の車がリコール対象だという案内を受けた場合、お早めに最寄りのスズキ販売店へ連絡・修理を受けるようにと伝えています。修理代などは無料で、費用などは発生しません。

スペーシアやアルト、スペーシアなどはハスラーとは別にリコールが発表されています。

今回ハスラーに対して発表されたリコールは以下の2箇所。

以下の項目でそれぞれの不具合の詳細と改善方法を解説します。

不具合発生箇所	灯火装置（前照灯）
改善方法	ヘッドランプソケットとHIDバルブを交換する

ディスチャージ(HID）ヘッドランプにおいて、ヘッドランプソケット内のパッキンに揮発性のシリコン化合物が残留しているとのこと。

その残留物がランプの熱でHIDバルブとソケットの接点に付着し、導通不良となることでヘッドランプが点灯できなくなるおそれがあるようです。

詳細な部位について、スズキは以下の画像で伝えています。

不具合発生箇所	車体（バックドア用バランサ）
改善方法	バックドア用バランサを交換する。

バックドア用バランサ内部に製造過程の洗浄水が残っているものがあるとのこと。

それによりバランサ内部が錆びて、封入していたガスが徐々に漏れ、最悪の場合、バックドアを保持できなくなるおそれがあるようです。

リコール対象となるのはフルモデルチェンジ前の初代ハスラーのうち、以下の期間に生産された車両です。仮に所有する車がこの期間中に生産されていた場合、下の型式や車台番号なども参照してください。

開始	2013年（平成25年）12月13日〜
終了	～2018年（平成30年）5月25日

型式や車台番号、生産台数などは以下の表のとおりです。