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【スズキアルト総まとめ】初代から現行8代目までのスペックや中古車価格
目次
- スズキ アルトとは?
- 初代アルト SS30V/40V型(1979-1984年)
- 2代目アルト CA71V/72V / CC71V/72V型(1984-1988年)
- 3代目アルト CL11V/CM11V/CN11/CR22S/CP11S/CS22S型など(1988-1994年)
- 4代目アルト HA11S/21S/HB11S/21S/HC11V/HD11V型(1994-1998年)
- 5代目アルト HA12S/22S/23S型(1998-2004年)12V/23V型(1998年-2005年)
- 6代目アルト HA24S/24V型(2004-2009年)
- 7代目アルト HA25S/25V/35S型(2009-2014年)
- 8代目アルト HA36S/36V型(2014年-)
- スズキ アルトのライバル車
- スズキ アルトの次期新型へのフルモデルチェンジは?
6代目アルト HA24S/24V型(2004-2009年)
6代目スズキ アルト
6代目スズキ アルトは、2004年9月に発売されました。6代目アルトのコンセプトは「自分の時間に気軽に使える親近感のわくクルマ」。ターゲットである女性ユーザーを意識した、以下の特長を備えて登場しています。
・65万〜90万円(消費税別・2WD車)の安価かつシンプルな価格設定
・新プラットフォーム(ワゴンRと共通)、新サスペンションにより乗り心地と静粛性を向上
・事故時に歩行者のダメージを軽減するフロント衝撃吸収構造
・インテリア(内装)の一部に頭部衝撃軽減構造を採用
・「円と直線」をテーマとする個性的であたたかみあるエクステリア(外観)、香りをイメージした新色を採用
・リアシートを立てたままA型ベビーカーを積載できる荷室
5代目モデルとくらべて、6代目アルトの人気は伸び悩みました。約6年間にわたり販売され、売れた台数は約35万3千台。アルトワークスの設定がないこともあり、歴代アルト最低の売り上げで販売終了しています。
新車車両価格
68万〜107万円(発売当時・消費税5%込み)
スペック表
エンジン | 直3 660cc |
---|---|
最高出力 | 40kW[54PS] / 6,500rpm |
最大トルク | 61N・m[6.2kgm] / 4,000rpm |
10・15モード燃費 | 24.5〜19.4km/L |
※最高出力・最大トルクは代表的グレードの数値です。 |
中古車相場価格
6代目スズキ アルトの中古車相場価格は、0.1万〜50万円。玉数は全国450台以上と豊富です。
5代目と同様に、6代目アルトの中古車価格はこなれています。予算20万円があれば、走行距離5万km以下、修復歴なしの車両を狙うことが可能。玉数は少ないものの、同程度の予算で4WD車も狙えます。
なお、予算10万円でも、6代目アルトの中古車を狙うことは可能です。ただし、格安の6代目アルトは、走行距離10万Km以上のものがほとんど。車両のダメージを考慮すると、購入はおすすめできません。
7代目アルト HA25S/25V/35S型(2009-2014年)
7代目スズキ アルト
7代目スズキ アルト リア
7代目スズキ アルト インパネまわり
7代目スズキ アルトは、2009年12月に発売されました。エコロジー性を重視し、7代目アルトには以下の特長が与えられています。
・空力性能の向上、車体軽量化、副変速機構つきCVTにより10・15モード燃費24.5km/L(CVT車)を実現
・全機種エコカー減税に適合
・VVTつきエンジンの燃焼効率を高め全車に搭載
・AT車を全車4ATとし、10・15モード燃費22.5km/Lを達成
・前後サスペンションを改良し、走りの安定感と乗り心地を向上
・丸みのあるフロントマスクが印象的な親しみやすいエクステリアを採用
ラインナップに「アルト エコ」を追加
2011年11月、7代目アルトのラインナップに新機種「アルト エコ」が加わりました。アルト エコの特長は以下のとおり。
・JC08モード燃費30.2km/Lを達成(当時の国産ガソリン車No.1)
・低燃費かつ低速トルクに優れる新世代R06A型エンジンを採用
・減速時、時速9km以下でエンジンを停止する新アイドリングストップシステムを採用
・各種の走行抵抗を低減、最大20kgの軽量化
・2013年 エネチャージ採用、軽量化などにより燃費性能向上、JC08モード燃費33.0km/L(同年12月に35.0km/L)を達成
燃費性能の高さが好評を博し、7代目アルト・アルト エコは5年間に約39万3千台の販売を記録。6代目で落ち込んだ人気を、若干ながら回復させています。
新車車両価格
タイプ | 新車車両価格(発売当時・消費税5%込み) |
---|---|
アルト | 68万〜116万円 |
アルト エコ | 90万〜100万円 |
スペック表
エンジン | 直3 660cc(K6A型=アルトに搭載) 直3 660cc(R06A型=アルト エコに搭載) |
---|---|
最高出力 | K6A型:40kW[54PS] / 6,500rpm R06A型:38kW[52PS] / 6,000rpm |
最大トルク | K6A型:63N・m[6.4kgm] / 3,500rpm R06A型:63N・m[6.4kgm] / 4,000rpm |
燃費 | アルト:24.5〜22.0km/L(10・15モード燃費) アルト エコ:30.2km/L(JC08モード燃費) |
※最高出力・最大トルクは代表的グレードの数値です。 |
中古車相場価格
7代目スズキ アルトの中古車相場価格は、5万〜80万円。玉数は全国800台以上と豊富です。一方、アルトエコの中古車相場価格は、20万〜80万円。玉数は全国500台以上と、こちらも豊富に流通しています。
走行距離3万km以下の7代目アルト・アルト エコを狙うなら、40万円程度の予算が必要です。40万円を出すのが厳しい方も、なるべく30万円以上の予算を用意しましょう。30万円の予算があれば、走行距離3万〜5万kmの7代目アルト・アルト エコを狙えます。
8代目アルト HA36S/36V型(2014年-)
8代目スズキ アルト
8代目スズキ アルト リア
8代目スズキ アルト インパネまわり
8代目スズキ アルトは、2014年12月に発売されました。8代目アルトでは、全高を低めに抑えた直線基調のデザインを採用。以下の特長を備えて登場しています。
・JC08モード燃費37.0km/Lを実現(2019年6月現在までガソリン車No.1)
・先代より最大60kgの軽量化、車両重量610kgを実現
・エンジンの大幅改良、トランスミッションの調整、新サスペンション採用などによる燃費性能と走りの両立
・5速オートギヤシフト(5AGS)をスズキ軽乗用車初採用
・室内長を拡大し、ゆとりある室内空間を実現
・衝突被害軽減ブレーキ「レーダーブレーキサポート」、誤発進抑制機能など先進の予防安全装備を採用
・2018年 進化した衝突被害軽減ブレーキ「デュアルセンサーブレーキサポート」を採用
8代目アルトでは、ラインナップにアルトワークスが復活。2019年3月末までに、約30万5千台(アルトワークス含む)の売り上げを記録しています。
新車車両価格
70万〜123万円(発売当時・消費税8%込み)
スペック表
エンジン | 直3 660cc |
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最高出力 | 38kW[52PS] / 6,500rpm |
最大トルク | 63N・m[6.4kgm] / 4,000rpm |
JC08モード燃費 | 37.0〜24.0km/L |
※最高出力・最大トルクは代表的グレードの数値です。 |
中古車相場価格
8代目スズキ アルトの中古車相場価格は、30万〜110万円。玉数は全国に2,000台以上と豊富です。
状態のよい8代目アルトを入手したいなら、60万円程度の予算が必要。60万円弱の予算があれば、走行距離3万km以下、修復歴なし、CVT仕様の8代目アルトを狙えます。
より低予算で8代目アルトを購入したいなら、商用バンを選択肢に入れてみてください。50万円弱の予算があれば、走行距離3万km以下、修復歴なし、5AGS仕様の8代目アルトを狙えます。
スズキ アルトのライバル車
ダイハツ ミライース
ダイハツ ミライースは、“第3のエコカー”として開発された軽ハッチバックです。現行型ミライースのJC08モード燃費は35.2km/L。約84万円からと安価な価格設定も魅力的。
- 最新「ミライース」中古車情報
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本日の在庫数 5238台 平均価格 74万円 支払総額 15~144万円
トヨタ ピクシスエポック
トヨタ ピクシスエポックは、ダイハツ ミライースのOEMモデル(製造元以外のメーカーが販売する同一車種)です。ミライースとの違いはエンブレムのみ。燃費を含めて性能はミライースと完全に同じ、価格は約84万円から。
- 最新「ピクシスエポック」中古車情報
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本日の在庫数 421台 平均価格 66万円 支払総額 14~150万円
マツダ キャロル
マツダ キャロルは、スズキ アルトのOEMモデル。基本性能は8代目アルトと同一ですが、グレード構成はやや異なります。キャロルの最安グレードには5MT車のみを設定、5AGSは選べません。
- 最新「キャロル」中古車情報
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本日の在庫数 628台 平均価格 68万円 支払総額 9~289万円
スズキ アルトの次期新型へのフルモデルチェンジは?
次期新型アルトワークスの予想CG
次期新型スズキ アルトは2019年10月〜2020年初頭に登場すると予想されます。新型アルトでは最新プラットフォームが採用されるほか、マイルドハイブリッドシステム「Sエネチャージ」が搭載される見通し。燃費性能は40km/Lを超えると考えられます。
新型アルトにはアルトワークスもラインナップされる模様。こちらは新型アルトの発売からやや遅れてリリースされると予想されます。
新型アルトにはアルトワークスもラインナップされる模様。こちらは新型アルトの発売からやや遅れてリリースされると予想されます。
- 最新「アルトワークス」中古車情報
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本日の在庫数 523台 平均価格 138万円 支払総額 25~318万円
スズキの軽自動車全車種の特徴と違いまとめ
- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...