【リコール】スバル レヴォーグ、レガシィ、WRXの約5.1万台に通信機能が停止するおそれ

スバル レヴォーグ、レガシィ、WRX 51,613台にリコール

2023年2月2日、スバルはレヴォーグ、レガシィ、WRXの事故自動緊急通報装置（データコミュニケーションモジュール） において、国土交通省にリコールを届け出たことを発表しました。

海外市場からの情報によるものとし、現在の不具合件数は0件で、事故の発生はないと伝えられています。

リコールの対象となるのは2020年(令和2年)11月2日～2022年(令和4年)10月5日に生産されたモデル。製作期間は購入した時期と一致しないので、必ず確認するようにしてください。

自身の所有する車が対象車両かどうかは、リコール等情報対象車両検索で確認できます。

自分の車がリコール対象だった場合、最寄りの取り扱い販売店へ来店日時を予約し、点検・修理を受ける必要があるとのこと。修理代などは無料で、費用などは発生しません。

スバル レヴォーグなどの不具合の状況

スバル レヴォーグ、レガシィ、WRXのテレマティクスシステムの構成部品であるデータコミュニケーションモジュールにおいて、制御プログラムが不適切なため、車両製造後から一定期間経過後、通信機能が停止するものであるとのこと。そのため、保安基準第43条の8（事故自動緊急通報装置の基準）に適合しないそうです。

これをうけてスバルは、全車両、データコミュニケーションモジュールの制御プログラムを対策プログラムに書き換えるとしています。

不具合発生箇所と改善方法

不具合発生箇所

事故自動緊急通報装置（データコミュニケーションモジュール）

改善方法

全車両、データコミュニケーションモジュールの制御プログラムを対策プログラムに書き換える。

問題がある箇所と対応方法は以下の図で公表されています。

対象となる車両情報

冒頭でも説明した通り、リコール対象となるのは以下の期間に生産された車両です。仮に所有する車がこの期間中に生産されていた場合、下の型式や車台番号なども参照してください。

【開始】
2020年(令和2年)11月2日

【終了】
2022年(令和4年)10月5日

リコール対象車が含まれる車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれているとのこと。詳細はお買い求めの販売会社までお問い合わせ下さい。

型式や車台番号、生産台数などは以下のとおりです。

■スバル レヴォーグ
【型式】
4BA-VN5
5BA-VNH
【対象車が含まれる車台番号】
VN5-002043 ~ VN5-044361
VNH-002001 ~ VNH-005058
【対象車の台数】
39532台

■スバル レガシィ
【型式】
4BA-BT5
【対象車が含まれる車台番号】
BT5-002013 ~ BT5-012182
【対象車の台数】
9362台

■スバル WRX
【型式】
5BA-VBH
【対象車が含まれる車台番号】
VBH-002009 ~ VBH-004999
【対象車の台数】
2719台

対象車種かどうかの確認方法

すでに型式や車台番号を把握している場合、スバルのリコール対応ウェブページより、対象かどうかを確認することができます。

リコール等情報対象車両検索

わからない場合、以下の方法で確認してください。

型式と年式を確認する方法

車の型式と年式を確認するには、車検証を用意する必要があります。

型式の確認は車検証の「型式」という項目がそのまま記載されているので分かりやすいです。

一方で年式は、「初度登録（検査）年月」という項目がそれに該当します。

【あわせて読みたい】車の年式とは？調べ方から税金や車検証との関係についても

車台番号を確認する方法

車台番号（車体番号）とは、自動車や原動機付自転車の車台部分に打刻されている、車両にとって固有の識別番号になります。

今回対象となる車両の車台番号を確認する手順は2通りあります。それぞれを説明します。

車検証で確認する

車検証が手元にある場合は、そこから車台番号が確認できます。画像の位置に記載されています。

車体の刻印で確認する

車台番号は、車検証のほかにも車体本体に刻印されています。

車台番号に関してはこちらの記事で詳しく解説しています。

車体番号（車台番号）の調べ方は？いつ必要になる？車両番号との違いも

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