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実用的なトルク特性や荷台の広さが好評の「剛力サンバー」、550cc化を経て末期には赤帽スペシャルも登場した!3代目スバル サンバー【推し車】

赤帽サンバーの登場

3代目末期に登場した赤帽スペシャルは、その後の「サンバー伝説」を彩る重要なモデルとなっていく

さらに、スバルオリジナル「サンバー」を現在まで伝説化する一因となった「赤帽仕様」が初登場したのも3代目末期です。

1975年に発足したばかりの軽商用車による小規模運送業者の協同組合、「赤帽軽自動車運送組合」(現在の「全国赤帽軽自動車運送協同組合連合会」)、略して「赤帽」では当時の軽トラックや軽1BOX車の耐久性に関して不満が多く、メーカーに改善要望を出しました。

ただ、まだ発足から間もない「赤帽」のため、耐久性や長距離用途まで考慮した快適性や使い勝手まで含む「赤帽スペシャル」の開発には各社とも難色を示し、唯一その要望に応えたのが当時の富士重工(現・SUBARU)だったと言われています。

それがいつしか「赤帽チューン」として伝説化していくのですが、赤帽スペシャルを前提とした開発はサンバーの商品力やブランド力を高め、独自生産をやめる瞬間まで、さらに今でもサンバーの高い人気を支える原動力となりました。

※この記事内で使用している画像の著作者情報は、公開日時点のものです。

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執筆者プロフィール
兵藤 忠彦
兵藤 忠彦
1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...

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